
布団乾燥機があれば布団を干す必要ない?天日干しとの違いや効果
2017/11/10
夜、ふんわりふかふかの布団にごろっと横になるのは本当に気持ちいいですよね。
でも、布団を外に干すのは天候にすごく左右されます。
花粉や梅雨の時期は外に干せない日も多かったり。
そんな時に頼りになるのが布団乾燥機ですが…これさえあれば外に干す必要はない?
外干しとの違いや効果などをまとめてみました。
布団乾燥機をかければ干す必要はない?
布団を気持ちよく乾燥させることができ、
ダニ退治などにも効果がある「布団乾燥機」。
すごくありがたい家電ですよね。
布団を外に干せない時でも、布団乾燥機さえあれば
室内で布団をふんわりさせることができます。
腰が悪かったり重たいものを持つのが大変という人にとっても、
干さなくて済むのはありがたいですね。
ですが、やっぱりちょっと気になります↓↓↓
”これさえ使っていれば外に干さなくていいのかな?”
ってこと。
外干ししなくても乾燥機でかなりふかふかになりますが
お日様の光に当てた方が体によさそうだし自然志向な感じですよね。
ということで。
布団乾燥機を使えば外に干す必要はないのか?
という素朴な疑問について調べてみました!
布団乾燥機は天日干しと同じ効果がある?
晴れた日に布団を干す理由
そもそも、布団って何のために外に干すんでしょう?
◆布団を乾燥させる
◆日光(紫外線)による除菌(カビなど)
◆日光による加熱
◆布団をたたくことでホコリやゴミなどをはたき落とす
↑↑↑布団を天日干しすることで得られる効果は、
大体このようなものですね。
紫外線は殺菌効果がありますので、天然の除菌効果が得られます。
また、布団が温まって乾燥することで、
ダニやカビの繁殖を抑える効果もあります。
では、このような効果は
布団乾燥機でも得られるものなのでしょうか?
布団乾燥機の効果
布団乾燥機は、熱風を当てることによって布団を乾燥させます。
メーカーにもよりますが、
我が家で使っているものは熱風の最高温度が70℃にも達するそうです。
さすがに布団乾燥機と言うだけあって、
布団の乾燥にかけては、天日干しより短時間で効率的。
むしろ終わった後のふかふか度は外干しより乾燥機に軍配が上がります。
◆布団のふかふか度(乾燥度)……乾燥機>>>天日干し
ですね。
熱風には紫外線のような除菌効果はありませんが、
- 布団を隅々まで高温(50℃以上)にすることでダニを死滅させる
- 布団を乾燥させることでダニやカビの生存できない湿度(50%以下)にする
- ダニの増殖を抑える
などの効果があります。
ただ、布団乾燥機には、
ホコリやゴミを除去する機能というのはありません。
布団を乾燥させた後、
掃除機で吸引してゴミやダニの死骸などを吸い取る必要があります。
まとめますと、
布団乾燥機をかければ天日干しは必要なし
外に干すよりも効果的に乾燥&ダニ対策ができる
ダニ対策には、乾燥させた後の掃除機掛けが必要
という結論になります。
布団乾燥機と天日干し 違いは?
最後に、布団乾燥機と天日干しの違いをまとめておきたいと思います。
それぞれの効果については2章でまとめましたが、
結果的に布団にどんな違いが出てくるのでしょうか。
実は私はアレルギー持ちなので、完全に乾燥機推し。
何故なら…
天日干しというのは、以下のような点で不安があるからです。
◆表面だけは温まっても、中の方はあまり温度が上がらない。
◆高温が苦手なダニは布団の内部に逃げ込んでしまう。
→つまり、布団の加熱(乾燥)や除菌が表面的なんですよ。
そうすると、アレルギー持ちにとって大敵のカビやダニに対して
ほとんど効果がありません。
ここは大きなポイントです。
逆に考えると、
アレルギーもダニもカビもな~んにも関係ない!
という人には、乾燥機は不要かもしれません。
天気のいい日に干して湿気をしっかりとることができれば、
ダニやカビの繁殖をある程度は抑えることができますからね。
ですが、季節や天候に大きく左右されますし、
やはり厚い布団を内部までしっかり乾かすのは大変なんです。
というわけで、まとめ。
- たまに湿気をとる程度であれば晴れた日に干すだけでもOK
- ダニ対策などが目的なら布団乾燥機の方が効果的
我が家では、布団乾燥機を買って以来外干しをしていませんが、
健康的な問題は一切起こっていません。
ただし、私の母は
「布団乾燥機だとお日様のニオイがしないから嫌い!」
なのだそうです(笑)
ですが、このお日様のにおいというのは
乾燥やダニ駆除とはちょっと別の話になるんです。
布団を清潔に快適に保つのが目的なら、
天日干しなしの布団乾燥機だけでも問題はありませんよ。
布団乾燥機を使う時の注意点
最後に、注意点です。
布団乾燥機を使うと、布団内部の湿気が空気中に上がってきます。
そのため、部屋の湿度が上がります。
布団から浮かせた水分はそのままでは部屋にこもりますから、
除湿器やエアコンの除湿モードで水分をとるといいでしょう。
また、布団を加熱・乾燥することで
ダニを死滅させたり繁殖を抑えることはできますが、
布団の中のダニの死骸や糞などを取り除くことはできません。
ですので乾燥の後には掃除機(1㎡あたり約20秒)をかけるのがおすすめ。
更に、本格的にダニを一掃するには布団の水洗いが効果的。
コインランドリーなどで布団を丸洗い・乾燥(1時間程気長に)させ、
乾燥後、最後に残ったダニの糞や死骸を掃除機で吸い取るのが、
ダニ駆除には一番効果的です。
こちらもどうぞ!↓