
お盆のお供えで実家にお金を包むのはあり?袋の表書きはどうなる?
お盆のお供え物、食べ物じゃなくてお金の方がいいんじゃない?って考えること、あるのではないでしょうか。
実家に現金を包む場合の、のし袋の表書きについてです。
お盆のお供え 実家には何を?
7月、8月はお盆の時期です。
それに伴い、仏様にお供えするお菓子などのやり取りも行われますね。
さて、このお供え物ですが、
時期的にゼリーや水羊羹などの冷菓、
日持ちのするクッキー、また果物などが一般的です。
ですが。
問題は、年老いた親が一人で暮らしている実家や、
祖父母の家などにお供えを贈る時です。
お盆の時期にあちこちからお菓子をもらっても食べきれないだろうなー
というのは、やっぱり気になりますよね。
ですから、
もらって余らせる(処分する)よりは、お金を包む方が実用的かな…?
と考えるのは自然な流れだと思います。
日頃自分が仏壇のお世話をできない分や、
普段のお供え・お線香代として、
お金を包むのって、ありなのでしょうか?
お盆のお供えをお金にするなら
初盆や法要がある時以外にお金を包むのは、実は一般的ではありません。
お供え物としては、日持ちのするお菓子が最適です。
ですが実際は、お供え物が処理しきれずに困るという声も少なからずあります。
◆考えることは皆一緒で、ゼリーばかり何箱ももらってしまった
◆果物は傷みやすい(特に夏は)ので困る
◆年寄り一人では食べきれない
◆甘いものは食べない
◆病気なので甘いものを食べられない
◆言えないけれど実は毎年困っている
ですから、現金という選択はあながち非常識でもありません。
気心の知れた実家や祖父母宅なら、
むしろ本音ではお金の方がありがたい…ということもあります。
事前に確認を
お金で贈るにしても、念のため事前に確認しておきましょう。
「そんな、お金なんて要らないわよ」
「来て拝んでくれるだけで十分」
と、言われてしまう可能性は大ですが、
「仏様への気持ちだから」と伝えます。
それでも断られる場合はこちら↓
現金は一旦諦め、線香や、お花の代わりにもなる花ろうそく(絵ろうそく)などがおすすめです。
お盆のお供え 現金の場合の表書きは
実家にお供えとして現金を包むなら、相場は3000円程度です。
ですが、実家だからといって現金をそのまま渡すのは絶対にNG。
仏様へのお供えの代わりですから、きちんと袋に入れて渡します。
お金を入れる封筒は不祝儀袋といいます。
ただし、不祝儀袋と言っても表書きは色々ありますし、
中に入れる金額によって袋のグレードも変わりますので要注意。
3000円なら、この記事の冒頭の写真のような、結び切りの水引が印刷された簡易な封筒タイプがいいでしょう。
表書きは、
- 御仏前・御佛前(一般的)
- 御供物料(宗派問わず)
などです。
コンビニなどでも手に入りやすいのは「御仏前」の方ですね。
御仏前の下に、薄墨で名前を書けばOKです。
まとめ
お盆のお供えで、お菓子の代わりに実家にお金を包むのなら、
3000円程度を御仏前の不祝儀袋に入れて準備しましょう。
「お菓子をたくさんもらっても、食べる人がいなくて困る」というのは、割とありがちなケースですので、
事前に伝えた上で現金を持っていけば、意外とありがたがられると思いますよ(^^)。