7月 8月 年間行事

お盆のお供えのお菓子にかける「のし」表書きは御仏前?御供?

7月・8月はお盆の時期ですね。
帰省などに伴い、仏様へのお供え物を準備する人も多いかと思います。
よくあるお菓子のお供えにのしをかける場合、表書きは何と書くものでしょうか。御仏前?えっ、違う…!?

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お盆のお供えはお菓子が最適

お盆のお供えに果物だけはもらいたくないという声は割と多いものです。

もちろん、家族が多い家ならこの限りではないでしょうが、
一人暮らしや年寄りの家では食べきれません。

夏の暑い時期だから傷むのも速いし、
仏様のお下がりだから捨てるのはよくないし…
ということで、困るんですね。

というわけで、
お盆に仏様にお供えするものと言えば、やはりお菓子

もらう側としても、
暑い中でも腐らない、日持ちのするお菓子などが一番助かります。
個包装になっているものなら、下げた後にも食べやすいものです。

お供えのお菓子は
おせんべいやクッキー、ゼリーや水ようかんなどが定番ですが、
いずれにしても「のし」(掛紙)をつけてもらうことになります。

お盆の時期にデパートで菓子折りを買うと、

 ”おのしはお付けしますか?”
 ”表書きはどうなさいますか?”
 ”内のしですか?外のしですか?”

などとお店の人に聞かれますから、
あたふたしないように、ポイントを確認していきましょう!

お盆のお供え お菓子にかけるのは内のし?外のし?

お供えにお菓子を買うなら、きちんとのしを付けてもらいます。
内のし外のしか?
と聞かれると思いますが、それは状況に合わせて選ぶといいでしょう。

内のしは、商品にのしをかけて、それを包装したもの。
外のしは、商品を包装したものにのしをかけたもの。

どちらが正しいか?というのはなく、
その地方や家によってやり方があります。

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郵送や宅配の場合、外にかけてあるとのしが傷んでしまいますね。

沢山の人が集う本家などは、
内のしだと「誰から?」とわからなくて不便だったりしますし、
外のしにすることで、誰からの気遣いか皆に示すことにもなります。

ですから、

持参の場合は外のし、
送るなら内のし、
実家など気心の知れた相手なら内のし、

などと使い分けるといいと思います。

お盆のお供え のしは御仏前で合ってる?

さて、その次に表書きについてです。

お菓子につけるのしの表書きで一番無難なのは

”御供”

です。
御仏前(御佛前)というのもありますが、
これは主にお金を包むときの表書きです。
(お菓子や品物に「御仏前」をつけるのが一般的な地域もあります)

また、宗教や宗派によっては御仏前は使わないこともあります。
例えば神道やキリスト教では「仏」はNGですね。

ということで、
事前に確認できればそれに越したことはないですが、
とりあえず「御供」にしておけば間違いにはなりません。

ちなみに、「お供え」「御供え」ではなく「御供」が正式です。

表書きは薄墨?

表書きは「薄墨」の方がいいのかな?と迷うこともあると思います。

薄墨の意味は漢字の通りですが、

  ◆悲しみの涙で墨がにじむ
  ◆突然の訃報で、墨を摺る間もなく駆け付けた

などの意味を示す形式です。

お葬式の時は薄墨が常識ですが、
お盆の場合はもう何年も経っているので
絶対に薄墨である必要はありません。

まとめ

お盆のお供えにお菓子を選ぶなら、
状況によって内のし・外のしを選んでください。
表書きは「御供」が無難。
薄墨でも、普通の黒でも大丈夫です。

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初めての場合は、あたふたしてお店の人任せになることもありますが、
自分から指示できるようになるとスマートですよね。
是非、参考にしてください!

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