台風の頭痛に鎮痛薬や酔い止めは効く？いつから飲めば効果的？

台風が近づいてくると頭痛に…
頭がぼーっとする程度から、ずきずきして起き上がっていられない、という人まで様々です。
台風に伴う頭痛には市販の鎮痛薬（頭痛薬）や酔い止めが効きますが、一体いつから飲むのがいいの？というお話です。

台風前の頭痛に市販の薬は効くの？

天気が悪くなると、頭痛や肩こり、眠気なんかが
出てくる人、けっこういますよね。

これが結構ツライものなんですが、
台風だろうが全然体調が変わらない人もいるわけで…

解ってもらうのが大変ですよね。

1日のパフォーマンスに影響が出ないよう、
できるだけ予防したいものですが、
台風による頭痛などに市販の薬は効くんでしょうか？

頭痛薬が効きます！

台風接近による頭痛は、
気圧の変化により、身体がストレスを受け、
バランスを崩してしまうのが原因です。

身体を緊張させる交感神経と、
身体を休息させる副交感神経の
切り替えがうまく行かなくなってしまうのです。
（自律神経が乱れている状態です）

頭痛の原因は、
脳の血管が収縮or拡張するから
（諸説あるようです）と言われています。

しかし、原因がどちらにしても、
頭痛薬は痛みをブロックする作用があります。

「台風が過ぎなきゃ治んないんじゃない？」

と、諦めている人もいるかと思いますが、
台風の頭痛には頭痛薬が効きますよ。

台風の頭痛　酔い止めも効くってホント！？

ちょっと聞くと不思議なんですが、
台風の頭痛には酔い止めの薬も効果があります。

というのは、
乗り物酔いなどが発生するメカニズムと、
台風による自律神経の不調は、実は原因が一緒なのです。

酔い止めは、
自律神経の乱れを正常に戻す効能があるので、
そこから発生していた痛みも治まります。

だるさや頭がふらふらするような感じ、
また吐き気なども、酔い止めがよく聞きます。

厳密にはその他の効能もありますが、
大まかには、このような仕組みで薬が効きます。

ちなみに！

天気の悪い日にたま～に（毎回ではない）
頭が痛くなる程度の私には、
酔い止めが相性よかったです。

冷え性だったりと、割と自律神経失調気味なので、
ちょうどよかったのかもしれません。

でも、眠くなりますね…(=_=)

服薬の際の注意点

頭痛薬や吐き気止めは、
成分が重複していることもあるので、
併用しないようにしましょう。

薬によっては併用できるものもありますが、
説明書に飲み合わせてはいけない種類の薬が
出ていますので、要確認です。

また、薬を一定期間（説明書に記載）飲んでも
頭痛がおさまらない時は、
台風とは別の原因（病気など）のこともあります。

その場合は、いつまでも薬を飲み続けず、
頭痛外来などにかかってくださいね。

台風の頭痛　いつから薬を飲むべき？

台風の前、いつから薬を飲むの？
というのも気になってきますね。

これについては、台風で体がおかしくなる人の
多くが、前兆を感じているようです。

◆何となくいつもと違う…
◆何となくだるい…
◆何となく頭がぼーっとする…

もしこういう予兆があれば、この時点で飲むのがベストです。

できるだけ薬に頼りたくないという思いから、
ぎりぎりまで我慢される方もいるようですが

痛み絶頂！

の段階で飲むより、事前に飲む方がよく効きます。

というのは、痛み物質が脳に作用する前に、
頭痛薬がこれをブロックしてくれて、
あまり痛みを感じないで済むからです。

「痛い！痛い！」という段階では
すでに痛み物質が脳に届いている状態なので、
なかなか痛みが消えません。

また酔い止めは、
乗り物に乗る30分～1時間前など、
事前に（まだ症状が出ていない状態で）
飲むように説明書に書かれています。

こちらも、

「ちょっと危ないかもしれない」

と感じた段階で飲むと、
台風による体調不良を感じないまま
やり過ごすこともできます。

どちらも、既に痛みが出てしまっている状態では
効果を感じづらいこともありますので、
早めに飲むといいですよ。

まとめ

台風接近による頭痛をやり過ごすための、
お薬の効果や、飲むタイミングについてのお話でした。

この天候による不調、
感じない人はぴんぴんしているので、
なかなか理解してもらえず、辛い時があります。

できるだけ日々の生活に影響が出ないよう、
薬の力を借りて乗り切ってくださいね。

-7月, 体と心, 年間行事
-台風