2月 年間行事

【恵方巻きの食べ方】一気に・無言・笑うetc…本当に意味ある?

節分と言えば、恵方巻きの丸かぶり。
しかしこの恵方巻き、一筋縄ではいかない食べ方のルールが色々あります。
無言で、笑いながら、目を瞑る、一気に食べる、願い事をする…
?なものも多いですが、本当に意味はあるんでしょうか。

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恵方巻きの正式な食べ方ってあるの?

恵方巻きというと、
節分の時に食べる巻き寿司として
大分定着してきましたね。

ですが30代以上の人にとっては

「昔は恵方巻きなんて食べなかったよね?」

っていうところで合意したりするんですね。
(※関東人です)

それもそのはず、節分に食べるあの太巻き、
「恵方巻き」と命名され全国で有名になったのは、
平成に入ってからなんだそうです。
それもコンビニチェーンによるものだとか。

恵方巻き ご利益を得る食べ方

恵方巻き、
どうも古い時代からの伝統ではなさそうですが、
何だか食べ方に色々とルールがありますよね。

  • その年の恵方を向いて食べる
  • カットしてはダメ
  • 無言で全部食べる
  • 具は7種類
  • 食べている最中に心の中でお願いをする

とまぁ、ここら辺は有名なものですが、

  • 目を瞑って食べる
  • 口から離さず一気に食べる
  • 立って食べる
  • 笑いながら食べる
  • 途中で休憩はダメ
  • 飲み物はダメ
  • 醤油つけるのは1回だけ

と、ナゾなルールもあったりするようです。

あんまり色んな決まりがあると
「面倒だしういいわ」
ってなりそうですが(^^;)

一体どこまでが本式ルールなんでしょうね。

恵方巻きの食べ方 口から離さないで一気に食べられる?

恵方巻きはその年の恵方を向いて、
というのはわかりますが、
あの太巻きを一気に食べきるって結構大変です。

小さい子供やお年寄りのことを考えると
危ないですしね。

それに。
皆で同じ方向を向いてむしゃむしゃと…
っていうのも何だか変な光景です(^^;)

恵方巻きの歴史、実は浅い

伝統行事っぽいイメージがありますが、
恵方巻きの丸かぶり、実は歴史が浅いです。

まず、海苔巻きという食べ物自体が
江戸時代中期(1700年代)に考案されたそう。

あの食べやすい形からもわかる通り、
売り歩いているものを買って
外でぱくぱくっと食べるものだったそうです。

家庭で海苔巻きが作られるようになったのは
大正に入ってから。

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そもそも大阪で節分の日に、
旦那衆が遊女に巻き寿司を丸かぶりさせて
眺めて楽しんでいたのが発端とか…

それを商業ベースに乗せたのが
コンビニチェーン。

恵方巻き発祥の一連の流れはこうなります。

というわけで、
由緒ある日本の伝統行事ではありません。

無言で一気に食べなきゃいけない理由は

恵方巻きは「福や幸運を巻き込む」
ということから巻き寿司の形です。

具は、七福神に見立てた七種類。
縁を切らないために、カットしてはいけません。

しゃべると運が逃げてしまうため、
心の中でお願い事をしながら無言で全部食べ切ります。

途中で口から離してお茶を飲んだり
お醤油をつけ直したりすると、
恵方から流れ込んでくる運気を
切ってしまうことになるので、これもNGだそう。

とはいえ、
遊女に食べさせる遊びが元ですから、
そこまで細かなルールがあったとも考えづらいでしょう。

全国に広めるための後付けである部分もあるかと思います。

古い時代に起源のある
重要な行事というわけでもないので、
これを全部守って食べるかどうかは
気持ち次第ですね。

恵方巻きの食べ方 食べながら笑う?

恵方巻きを食べながら笑うと、
笑いの力で邪気を追い払えるそうです。

ということで
「笑いながら食べる」
なんて食べ方もあるようですが、
冷静に考えると難易度高そうです(^^;)

本場大阪では

関東に比べて、関西の方では
割と昔からこの風習を知っている(やっている)
という家庭は多いみたいですね。

やはり発祥の地ならではだと思います。

ですが、
食べ方のルールはそんなにぎちぎちに固いものでもないようです。
(家によるのかもしれませんが)

大切なのは

  • 恵方を向いて食べる
  • お祈りしながら黙って食べる
  • カットしない

という部分。

最初の何口かでお祈りが済んでしまえば
あとは普通に食べるのもアリ、なんてのも聞きます。

また、
海苔巻きの太さや長さの規定はないので、
最初から細くて短いものにしておけば子供にも安心です。

これなら「無言」も「一気」もできそうですね(^^)

まとめ

恵方巻きの食べ方についてでした。

  • 恵方を向いて食べる
  • お祈りしながら黙って食べる
  • カットしない

というのがポイントです。

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古くからある伝統行事というわけでもないので、
あまり固く考えず、
楽しく安全に食べられる範囲で行ってくださいね。

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