お葬式に真珠ネックレスは必要？代わりにピアスや一粒では？

お葬式でのアクセサリーは真珠の一連ネックレスと言われていますね。
ですがこれって、絶対に必要なものなんでしょうか。
もし持っていない場合ネックレスはなしでもいい？
代わりに一粒真珠のものや、ピアスにするのは？
そんな疑問についてです。

お葬式に真珠の一連ネックレスは絶対必要？

葬儀のアクセサリーというと、
「真珠の一連ネックレス」が定番ですね。

ですが、イミテーションではなく
本物の真珠のネックレスというと、
数万～数十万のお値段がします。

いずれはと思いつつ、
「まだ持ってなくて…」
という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

ということで、
真珠のネックレスなしで参列することについて
マナー的な意味を見ていきたいと思います。

ネックレスなしでも大丈夫

安心してください。
もし真珠の一連ネックレスがないなら、
何もつけなくても大丈夫。
代わりの物をつける必要もありません。

その理由を見て行きましょう。

というわけで、
シンプルに喪服だけでもいいのです。

安いイミテーションパールを
慌てて買ってつけるくらいなら、
何もつけない方が断然マシです。

真珠は身につけてもよい、というだけで
必ず必要、というわけではないのです。

ただし。

年配の方の中には

「真珠のネックレスはつけて当然」
「冠婚葬祭用に1つ持っているのが常識」

のような考え方の人もいるんですよね。

若い人に向かって

「あなたも真珠のネックレスくらい持っておきなさい」
「何もつけないなんてみっともない」

なんていう人もいたりですね(^^;)

親戚関係のうるさい人がいるような場では、
持っているのならつけておいた方が
無難かもしれません。

「真珠のネックレスをつける」はどこから来た？

「葬儀＝着飾らないで質素に」
というのは、実は日本的な考え方です。

洋装の場合は西洋的な考え方があり、

• アクセサリーも装いの一部
• アクセサリーなしはマナー違反

という見方もあるようです。

この考え方に基づくと、洋装の喪服には
やっぱりアクセサリーが要るんですね。

その場合、
涙を表すものとして「真珠」が正式とされています。

日本ではこれらがごちゃまぜになって、

• アクセサリーはつけない
• 真珠ならつけてもいい

ということになっているわけですね。

お葬式に真珠のピアスはどう？

真珠の一連のネックレスはないけど、
ピアスならある、という方もいらっしゃるのでは。

真珠の一連ネックレスの代わりに
ピアスをしていくのはどうか？

こんな疑問も浮かびますが…

結論としては、
ネックレスがないからと言って
ピアスをする必要はありません。

むしろ、ピアスはしない方がいいでしょう。

葬儀での真珠ネックレスは
マナーのようになっていますが
ピアスは不思議とそうは見られていないんですね。

逆にピアスをつけてしまうと、
マナーというよりかは
「お洒落をしている」「着飾っている」
のような印象になります。

ですが、葬儀にお洒落は必要ありませんね。

ネックレスの代わりにピアスを…
というのなら、つけない方がいいです。

もしどうしてもつけるのであれば、
耳元で揺れないスタッドタイプのものにしましょう。
（揺れるとドレッシーでカジュアルな印象）

そして、留め具はシルバーのものを。

また、
ネックレスとピアスを重ねるのは
華美になるので、葬儀の場ではNGです。

お葬式に真珠の一粒ネックレスは？

さてもう一つ。
真珠の一連のネックレスはなくても、
一粒真珠のネックレスはある、という場合も。

一粒ものはマナー的にはどうなのでしょうか。

答えから言いますとNGです。

真珠なのになぜ？と思うかもしれませんが、
真珠がダメなのではなく、
チェーンのキラキラが場にふさわしくないんですね。

細いチェーンなら目立たないかもしれませんが、
ここでは「喪服という形式に入っているか」
というのが重要なのです。

やはりほとんどの人は一連をしてくるので、
一粒のネックレスをしてくる人は
まずいないと思います。

というわけで、
一連のネックレス代わりにつけるくらいなら、
やめておく方が安心なのです。

まとめ

お葬式の場では

• 真珠のネックレスは必須ではない
• ピアスはしない。するならスタッドタイプ、留め具はシルバーで
• 一粒真珠のネックレスはやめておく

ということに気を付けてくださいね。

ただ、服装のことであれこれ悩むくらいなら
葬儀では何もつけない方がいいですよ。
まずは故人を悼む気持ちを第一に、ですね。

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