体と心

有機野菜は高い!一般庶民でも安く取り入れる方法はコレ!

気にしない人は気にしない。でも気にする人は気にする。
自分の健康のためや子供のため、環境のためなど、有機野菜を食卓に取り入れたいと考える人は増えてきています。
ですが、ネックの一つが価格。高いから無理!という人も多いかと思います。
経済的負担を押さえつつ、安く効果的に有機野菜を取り入れる方法をご紹介します!

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有機野菜は高い理由は…

子供が生まれたり、また身体を悪くしたりなどのきっかけで「食の安全」を考えるようになった、という人も多いかと思います。

何と言っても体に入るものですから、できるだけ安全安心なものを選びたいですよね。

そこで辿り着くのが、有機や無農薬、オーガニックなどの言葉。
(ここではそれぞれの言葉の定義は省きます)

日本における有機野菜とは、農林水産省の定める「有機JAS規格」に準ずるものになります。

有機JASの定義、これが結構複雑なんですがごくごく簡潔にまとめますと

「種まき前の一定期間、禁止農薬や化学肥料を使っていない土壌において、栽培中にも科学的に合成された農薬や肥料を使わず(許可されているものもあり)育てられたもの」

ということです。

…あんまり簡潔になっていませんが、要するに普通の栽培方法より農薬や化学肥料の使用頻度が少なく育てられたものということなんですよね。

できれば積極的に取り入れたいものですが、有機野菜のとっつきにくさの1つが「お値段」
高いんですよねぇ…( ;∀;)
普通の野菜の軽く2倍~3倍はします。

たまに買うものならいいですが、食材は毎日のことなので「買いたいけど家計的に無理!」と断念する人も多いと思います。

有機野菜が高い理由

農薬や肥料の分がかからないんだから安いんじゃないの?
なんて思うかもしれませんが、実態はちょっと違います。

農薬は虫食いや病気を防ぎ、化学肥料は野菜を大きく早く育てる効果があります。

ですので、これらを使わないとなると、通常の栽培より手間や時間がかかるんです。
また、虫食いや規格サイズ外など、商品として出せないものができる可能性も高まります。

そうすると、同じ面積で同じ時間育てても、手間はかかって収穫量が少なくなる…ということになりますね。

例えばですが、1年で1000個作れるところを、1年3か月かかって600個しか作れない…となれば、当然お値段も。。。

このような理由で有機野菜は値段が高くなってしまうのです。

有機野菜を安く取り入れるには?

食事に本当に気を使うとなると、野菜の他に肉や卵、乳製品、調味料、お菓子やコーヒー、紅茶など、裾野はどこまでも広がっていきます。

調味料、お菓子やコーヒーにしても、有機農産物を原材料としたものは存在しますが、やはり高いです。
通常の製品の2~3倍(あるいはもっと高価)のお値段となると、そうそう簡単に「有機野菜に切り替えよう」とはいきませんよね。

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ですが、食べるものの全てを有機野菜に切り替える必要はないんです。
芸能人でもない普通の家庭ではそんなこと無理ですから、まずは「農薬などの残留が比較的多いもの」を有機野菜に切り替えてみましょう。

ワースト12の農産物は…!?

ここに、アメリカのNPO団体、EWG(Environmental Working Group)が出している「農薬などの汚染度が高い農作物のリスト」があります。

EWGとは、健康的生活を目指す人々のために色々な情報や教育などを提供している環境団体です。

さて、それでは見て行きましょう。
こちら、汚染度のレベルが高い12品目の農作物ですよ↓

【農薬等による汚染度が高い12品目】

1位…イチゴ
2位…ほうれん草
3位…ネクタリン
4位…リンゴ
5位…桃
6位…洋ナシ
7位…さくらんぼ
8位…ブドウ
9位…セロリ
10位…トマト
11位…パプリカ
12位…ジャガイモ

これを見るとわかる通り、果物は比較的汚染度が高いです。
逆に、比較的汚染度の低い15品目はこちら↓

【農薬などによる汚染が少ない15品目】

1位…とうもろこし
2位…アボカド
3位…パイナップル
4位…キャベツ
5位…玉ねぎ
6位…グリーンピース(冷凍)
7位…パパイア
8位…アスパラガス
9位…マンゴー
10位…ナス
11位…ハネジューメロン
12位…キウィ
13位…赤肉マスクメロン
14位…カリフラワー
15位…グレープフルーツ

となります。

買わなくてもこんな方法がある!

ここから考えると、汚染度の低い方は無理に有機野菜を買わなくても大丈夫そうです。
とうもろこしや玉ねぎ、キャベツなんかも割と低いようで一安心ですね。
玉ねぎなんて全部有機にしていたら家計が持ちませんから…

子供に食べさせる果物なんかは有機栽培のものにしてみてもよさそうです。
でも、有機果物となると有機野菜より更に手に入りにくいですよね。

そんな時は、スプーン軽く1杯程の重曹を溶かした水でさっと数十秒洗うのがおすすめ。
これで表面についた農薬が結構溶け落ちるんですよ。

見た目で汚れがついていないと水洗いがいい加減になりがちですが、薬品は目に見えません。
この重曹洗いの方法は安全で手軽ですので、野菜にも果物にもおすすめです。

それから、ほうれん草などの葉物は農薬を吹き付ける面積が広く、汚染度の高い野菜ですが、水耕栽培のものにすれば農薬の心配がありません。

ただ水耕栽培でも化学肥料は使っていますが、たっぷりのお湯でぐらぐら茹でて冷水にさらすことで、野菜内に残留する肥料成分も抜けます。(※レンジでチンはダメですよ)

まとめ

有機野菜は高くてなかなか手がでませんが、

  • 汚染度の高いもののみを有機栽培に切り替える
  • 重曹洗いで農薬を落とす
  • 水耕栽培のものにする
  • 葉物はたっぷりのお湯で茹でて水に晒す
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これをするだけで結構違います。
無理して高い有機野菜をかわなくても、できる方法でぜひやってみてくださいね。

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