2月 体と心

歯医者のセラミック治療は医療費控除の対象外?保険適用との勘違いに気をつけよう。

2017/01/28

歯医者さんでセラミックの歯を入れてもらったら保険適用外でした。おかげでかなりの出費。
とは言え、銀歯よりも見た目も耐久性も優れているから、やっぱり歯を治すなら断然こっちがいいですよね。
この保険の効かないセラミック治療、確定申告での医療費控除の対象外でしょうか?

 

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歯医者さんでのセラミック治療と医療費控除のこと

歯医者さんで歯を治してもらう時、保険適用内の差し歯にするか、保険適用外だけど見た目が白い歯に近いものにするか聞かれます。
お値段が安いのは嬉しいけれど、笑った時に銀歯がのぞいたり、前列の歯が白くなかったりするのはちょっと気になりますね。

私は、妊娠中に急激に歯が悪くなり、歯や歯茎まで痛くなってきたので大急ぎで歯医者に駆け込んだところ、やっぱり虫歯が進んでいるとのことでした。
妊娠中はただでさえカルシウム不足になりがちなところに加えて、悪阻のせいで空腹になると気持ち悪くなってしまうので、お菓子なんかをよくつまんでいたのです。

銀歯だと数千円で済むところ、セラミックだと数万円。
しかし、アラサーの女性がにこっと笑ったら前列の歯が銀歯…というのはやっぱりきついと思ったので、セラミックを選びました。

場所は都内の歯科で1本7万円、2本14万円…
とほほ、です(^^;)

でも、審美性(見た目)を気にしたからやっぱり保険適用外なんだな~と勝手に納得していました。
保険適用外の治療だったから、確定申告での医療費控除の対象外だと勝手に思い込んでいたのです。
「病気の治療は保険適用。審美治療は保険適用外」
何となくこんなイメージがありました。

ところが、
「えっそれ医療費控除の対象になるよ!」
と、医療事務をやっている友達に言われたのです。

歯科での保険適用外のセラミック治療は医療費控除の対象。

本当なのでしょうか?

歯医者さんの治療 保険適用外イコール医療費控除の対象外、ではない

答えから言うと、セラミック治療でも医療費控除の対象になります。
保険が効かないのに、何故でしょうか?

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それは、健康保険の適用外であっても

医療費

だからです。

健康保険が効けば通常は3割負担で医療費を支払いますね。
でも保険が効かなければ、10割負担になります。

しかし、例え保険が効かずに10割負担であっても、医療費であることに変わりはありません。
だから控除の対象になるのです。
医療費とは

病気やケガの治療代および薬代+公共交通機関での交通費

です。

このため、保険適用外の治療であっても医療費控除の対象にはなるのです。

「保険適用外=医療費控除の対象外」ではない!

よくよく覚えておきましょう。

じゃあ、医療費控除の対象外になるのはどんなこと?

2章では、保険適用外の治療=医療費控除の対象外ではない、というお話をしましたが、では逆に医療費控除の対象外となるのはどんなことなのでしょうか。

医療費控除の対象外

  • 病気の予防…病気にならないための健康診断や人間ドッグなど。(しかし、ここで大きな病気が見つかり、続けて治療を行った場合は、健康診断なども医療費に入ります)
  • 審美・美容目的の施術…見た目を美しくするための歯列矯正やホワイトニング、脱毛など
  • 健康増進…サプリメントなど。
  • 病気の治療と関係ないマッサージなどの施術…凝りをほぐしたり疲れを取るためのマッサージなど

※発達段階にある子供の歯列矯正は医療として必要なものとみなされ、控除の対象となります。
※歯科治療でローンを組んだ時の金利については医療費にならないので控除対象外です。

まとめ

保険が効かないと、何となく医療費控除の対象外のような気がしてしまいますが、そんなことはありません。

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審美ではなく病気の治療のためなら医療費になりますので、領収書はしっかりとっておくべきです!もしなくしてしまっても有料で再発行してもらえることもありますから、確定申告の前に確認しておきましょう。

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