子育て

子供を保育園に入れるのが不安。愛情不足になるだけでメリットなんて…?

初めての子供を保育園に入れようかという話が出た時、やっぱりちょっと不安になりますよね。
寂しくないかな?愛情不足にならないかな?こんな小さいうちから親と引き離されて可哀想…
「入れる」「入れない」を決める以前に気持ちの落としどころが判らない!という方に向けて書きました。

 

 

スポンサードリンク

子供を保育園に入れるのが不安…

初めての子供を保育園に入れようかどうかという話が出た時「まだこんなに小さいのに…」と不安になったりすることってありますよね。

育休中のママさんだったら、休暇期間は子供が1歳になるまで。つまり1歳になる前には色々な手続きを済ませなければいけませんから、まだまだ赤ちゃんの我が子を保育園に入れていくイメージです。

また、出産を機に一旦仕事を辞めたものの、家計のためにアルバイトなどをしようかと考えている方もいらっしゃると思います。しかし、まだ甘えたい盛りの幼い我が子を保育園に預けるのは何となく可哀想だし不安だという気持ちではないでしょうか。

それから、子供を保育園に入れることについて、自分の両親や義両親に「そんな寂しい思いをさせなくても、家で見ればいいじゃないの」なんて言われたりすることもあります。
確かに自分でも心配だったり可哀想だと思っている気持ちがあるから、そういわれるとついつい「保育園に入れようかな」と思った自分のことを責めてしまったり。

ですが、仕事やお金の問題は実際大切だし、自分でも「子供と離れる時間もほしいな…」なんていう感情も確かにあったりするんですよね。

となると、結局どうするのがいいのか何を選択すればいいのか、自分でもよく判らなくなってきてしまいます。
保育園に子供を入れるのって、そんなに不安で可哀想なことなんでしょうか?

子供を保育園に入れると愛情不足に!?

保育所での事故や、環境の悪い施設もあるという問題点はとりあえず一旦置いておきましょう。
ここでは、「小さいうちから子供を保育園にいれるのは可哀想か」「愛情不足になるのか」ということについてです。

結論から言うと、0歳から保育園に預けられていた子供が寂しい思いをして愛情不足になり、幼稚園まで家で見てもらった子供が愛情たっぷりで育つのかというと、これは全く関係がありません。

現に私は幼稚園に入るまでは自宅で母親が面倒を見てくれましたが、他人の気持ちを汲めない押しの強い母との関係がうまく行かず、現在でもできるだけ母とは関わりたくない間柄です(表面上はそつなくやっていますが)。
ですが、同じ環境・同じ親でも兄弟は私とは全く真逆の性格です。
また、親が共働きで0歳から保育園に入れられていたものの、とても愛情深くて自信に満ちた強い精神を持っている友人もいます。
逆に、保育園には行かず、色々と手をかけて大切に育てられた箱入り娘なものの、やはり親とうまく行かずに鬱になっている知人もいます。

つまり、保育園に入っていること=愛情不足という図式がそのまま成り立つことはまずない、と考えられるでしょう。

愛情不足で何が心配?

ここでちょっと考えておきたいのが

愛情不足

についてです。
愛情不足というのは、親と一緒にいる時間が少ない、ということではありません。
「親から認めてもらえない」「受け入れてもらえない」ということなのです。

例えば、保育園に行かずに家にずっといたとしても、肝心の親がスマホに夢中で子供に気持ちをかけてやらなかったり、会話を無視していたり、子供を否定してばかりでは、認めてもらえない・受け入れてもらえないのと一緒です。

逆に保育園で友達と喧嘩をしたとしても、家で思い切り抱きしめてくれる親がいれば、それは親からしっかり認められ受け入れられていることになります。

例え外でどんな大変なことがあったとしても、自分の帰る場所や受け入れてくれる人がいれば、そこへ逃げ帰ることができます。そして少し休んで、また外に出ていくことができるのです。

しかし、自分を受け入れてくれる人や場所がどこにもなければ、常に寂しい思いを抱えながら生きていくことになります。
そして愛情不足で育つと、人の顔色を窺いつつ、受け入れてくれる相手や場所を探しなが不安を抱えて生きることになってしまうのです。愛情不足で心配すべき点はここです。

そのためにも「子供が愛情不足にならないか」ということを考えるのは大切ですが、保育園へ入れることが愛情不足に直結するわけではないということです。
逆に家にいても、健康的な食事にこだわり過ぎていたり、育児書通りにすることに躍起になっていたり、可愛い服を着せることばかりに気をとられていたりで子供の方を十分に向いてあげない方が愛情不足の原因になります。

スポンサードリンク

じゃあ愛情って何?ということについては、私も試行錯誤中の母親ではありますが、身体・心共に子供と向き合うこと、目をしっかり見て会話したり笑ったり抱きしめたりすることだろうと感じています。
時間の長短ではなく密度の方が大事だというのは、多くの本に書かれている通り私も感じているところです。

子供にとって保育園に行くメリットは何だろう

大人でも始めての仕事や職場では緊張しますから、子供はなおさら新しい環境に慣れるのは大変です。
そして、慣れないうちはやっぱり嫌なものです。
ですから、慣れないうちは当然泣き叫んだり嫌がったりするものですが、そのうち自然と「保育園へ行くこと」が生活の一部となり、「保育園」が生活の場となっていきますよ。

我が家でも子供2人はそれぞれ1歳半、11か月で保育園へ入りましたので、子供を保育園に行かせて良かったと感じるメリットを少し書いていきます。

友達(他人)の存在

同年代の友達と接する機会というのは、家で親や家族とだけ一緒にいてもなかなか得られないものです。
その中で年上の子に優しくされたり同い年の子と遊んだり喧嘩をしたり、自分より小さな子に優しくしてあげたり(上の子に優しくされた真似ですね)というのも大きな経験になります。

先生の存在

先生の存在も大きいです。親だとどうしても自分の子供への思い入れや気持の偏りがあるため、冷静に我が子に接することができない時がありますが、そこはさすが先生。親とは違う立場から、冷静に「ダメなものはダメ」と叱ってくれたり褒めてくれたり、他の子と平等に接してくれたり。甘えられる親とは別に、愛情をもって接してくれる他人がいるというのはありがたいです。親は他人にはなれないですからね。

自分で覚えていく

給食やトイレ、着替え、言葉など、他の友達がやっていると自分もやってみたくなるようです。親がやらせたり無理矢理押しつけたりするのではなく、集団の中で自然と身についていく感じです。新しい遊びや流行語なんかも。

社会性が身に付く

家庭とは違う集団生活の中で、子供ながらに社会の規律のようなものを体で感じるみたいです。ここは我慢しなきゃいけない、皆に合わせなきゃいけない、というのが判るようです。また優しくしてくれる友達ばかりでなく意地悪されることもあり、合う相手・合わない相手がいること、居心地のいい家とは別にこういう世界があることも理解していきます。
そして、外では皆に合わせたり友達と上手に楽しんだりして、家では自分を出して思い切り甘えるという、生きていく上で大切な切り替えが自然とできるようになっていきます。

もっと大きくなってからでもいいじゃない、と思う方へ…

子供にとって保育園に通うメリットは?と考える時、「別に親が家でゆっくり教えてやってもいいんじゃないか」っていう意見もあるかもしれません。
ですが、子供って家に置いておくのがいいってわけでもないんですよね。
「こんな小さいうちから外に出さなくても…」って思ったりもするんですが、人間の子供なので、いずれは人間社会の中でやって行かなきゃならない。だから、小さいうちから社会生活の基礎をすっと身につけられるのはとてもいいことだと思います。そして子供も、与えられた状況にちゃんと(それぞれのペースで)適応していきます。
「でも、せめて3歳になってから」「4歳になってから」などもやっぱり感じるんですが、〇歳になってから…の〇の部分って誰が判断するんでしょうか。多分お母さんの感覚的なもので、根拠がないんじゃないでしょうか。
〇歳まで一緒にいたから愛情十分とか、まだ〇歳だから可哀想っていうのは、実際誰も判断できないことです。
4歳まで親と一緒にいて、はいもう大丈夫でしょ、これから幼稚園ね。となった時、毎日大泣きしてなかなか慣れなかった私がいい例かなと思います(笑)

まとめ

保育園に入れると子供が愛情不足になるか?ということについては、入れること=愛情不足にはならないというお話しでした。
また、メリットについても色々挙げましたが、これからまた順次足していく予定です。
デメリットについては今のところ思い当たりません。友達と遊べて、愛情をもって接してくれる大人がいて、色々なことを経験させてくれる保育園はありがたい限りです。
もちろん、子供と先生との相性や施設ごとの体制や設備の違いなどもあるので、一概に「いいよ!」とは言えないのですが、「子供を保育所に入れる」という発想については”可哀想”なことではないと感じています。

スポンサードリンク

不安を感じているお母さんのちょっとしたご参考になれば幸いです(^^)

スポンサードリンク

-子育て
-