
結婚式の招待状へ返事 シンプルな出席の書き方とメッセージ文例★
2017/04/22
知人から結婚式の招待状が。
出席しようと思うものの、返事の書き方が気になります。
ただ単にマルして名前を書くだけでは非常識!?
空きスペースに書ける一言メッセージの文例も載せました!
結婚式の招待状 返事の書き方
結婚式の招待状ってとっても素敵ですよね。
少し厚手の上質な紙に、品のあるシンプルなデザイン。
手に取っただけで何となく幸せのお裾分けのようで嬉しいものです。
さて、招待状の中には、出欠の返信ハガキが入っていますが…
これって、指示される通りに○つけて、名前や住所を書き込むだけではいけないのでしょうか?
ちょっと気になりますよね。
…実は、それだけで返信するのはあまりよろしくありません。
結婚式の招待状の書き方にはマナーがあるんです。
もちろん
「どこの誰が出席か欠席かわかればいいんじゃない?」
「そんな細かい形式にこだわらなくたって、ちゃんとお祝いの気持ちはある!」
という考え方もあります。
最低限の情報だけではダメというわけではありませんが、こうした場できちんとマナーを守ることもお祝いの気持ちの一つです。
また「形式にはこだわらない!」という主義を貫きたい方もいると思いますが、ただのマナー知らずとの見分けは難しいものです。やはりここは形式を踏んでおいて損はないでしょう。
結婚式の招待状の返事 出席するなら
それでは、出席の返事を書いていきましょう。
宛名を直す
出席でも欠席でも返信はするので、まずはハガキの裏を返して宛名から見て行きましょう。
ハガキの裏側を見ると、宛名のところには新郎または新婦、もしくは両者の名前が書かれています。
ここでは名前の下の「行」を二重線で消して「様」と書き換えます。
…とは言っても、
二重線って縦?横?
様ってどこに書いたらいい?行の近くならどこでもいい?
気になりますよね。以下を覚えちゃってください。
- 名前が横書きなら二重線も横に引いて、行の右側に「様」を書く。
- 名前が縦書きなら二重線は縦書き・もしくは斜めにひく(右上から左下へ)。行の左側か真下に「様」と書く。
ちなみに、行の字に縦二重線をひいても見づらいことがあるので、縦書きの場合は斜め二重線にしてもOKです。
また、新郎新婦が連名で書かれていて、下に「行」が一つの場合、「様」は一つではなくそれぞれの名前に対して書きましょう。
二重線で消す
次に表側を埋めていきます。
まずは二重線で以下の部分を消しましょう。
ご出席の「ご」
ご欠席の文字全部
お名前の「お」またはご芳名の「ご芳」
ご住所の「ご」
この4か所をチェックしましょう。
英語でNAME、ADDRESSと書かれている場合もありますが、英語はそのままで大丈夫です。
二重線ではなく寿の字で消すという話もよく聞きますが、基本は二重線です。
寿消しは1つのやり方ではありますが、全部の二重線を寿にしたら、1枚のハガキの表と裏がかなり寿だらけになってちょっとくどいですよね。名前や住所が英語になっていて消す必要がない時には、出席の上に寿を使ってもいいと思います。
シンプルにしたい場合は二重線で十分でしょう。
出席に○
「ご」を消した「出席」だけに○をします。
その際、「喜んで」と「させていただきます」を足して
喜んで 出席 させていただきます
となるようにしてもいいでしょう。もちろん○をするだけでも大丈夫です。
食材のアレルギーについて
食べられない食材について書くところがある場合、「エビ」「そば」など食材だけ書くのではちょっとぶっきらぼうです。
ここでは
○○にアレルギーがありますのでご配慮いただければ助かります。
と書いておくと丁重な印象ですね。
主要部分はこれで出来上がりです!
結婚式の招待状の返事に一言メッセージを
最後に、ハガキの表の空いているスペースに一言メッセージを入れましょう。
場所はどこでもいいですが、欠席や名前の下の部分やなんかが少し空いていますね。
また、メッセージスペースがあるならそこに書きましょう。
本当に一言でいいんですが、忌み言葉を入れないように気を付けましょう。
結婚の場での忌み言葉とは、
不吉な言葉…死ぬ、失う、負ける、倒れる、敗れる…など。
夫婦の別れを連想させる言葉…別れる、切れる、帰る、離れる、戻る…など
重ね言葉…くれぐれも、度々、ますます、色々…など
再びという意味の言葉…再度、再び、繰り返す、ではまた…など。
意外とこれが悪意なく無意識に使ってしまうものなので怖いんですよ。
長いメッセージだとボロがでそうなので、やっぱり一言がいいですね(^^;)
という訳で、心配な方は以下の一言メッセージを使ってください。
忌み言葉を抜いてありますので安心して使えますよ。
定番メッセージ
- この度はご招待ありがとうございます。
- ご結婚、心よりお祝い申し上げます。
- お招きいただき光栄に存じます。
- 末永いお幸せをお祈りしております。
- 晴れ姿を楽しみにしています。
親しい人へのメッセージ
- ○ちゃんのウェディングドレス姿を見られるのを楽しみにしています。
- ボーイッシュだった○ちゃんがどんな可愛い花嫁さんになるのかな~♡
- ○ちゃん(くん)の幸せな笑顔を見られるのが楽しみです。
- ○ちゃん(くん)の選んだ素敵な旦那さん(花嫁さん)にお会いできるのが楽しみ!
※ごく親しい相手なら忌み言葉などはあまり気にせず、素直にお祝いメッセージを送ればいいと思いますが、くれぐれも配偶者の人もこの返信ハガキを見る可能性があることを忘れずに。
まとめ
以上、ごくシンプルな出席の返事の書き方です。
「ご」を消したり忌み言葉に気を付けたり、形式ばっていてやや面倒ではありますが、全力でお祝いの気持ちを表現する形式なんですよ。
形に残るものは無難にしておくのがおすすめですが、当日は精一杯お祝いしてあげてくださいね。