
ホテルや旅館に泊まると鼻が詰まる…鼻づまりの理由や解消法!
ホテルや旅館に泊まると何故か鼻が詰まる、ぐすぐすする、ということがあります。
風邪かな~と思ったら、ホテルを出たとたん鼻がスッキリ。
その原因と対策をご紹介します。
ホテルや旅館に泊まるといつも鼻が詰まる…
出張や旅行でホテルや旅館に泊まったりすると、何となく鼻の調子が悪くなることって、ありますよね。
最初のうちは「風邪ひいたかな…」で済ませてしまうわけですが、回数を重ねるごとに
何だか外泊すると鼻の調子が悪くなるぞ
ホテル(旅館)を出ると治るぞ
これってもしかして部屋の問題!?
ということに気付くわけです。
でも、仕事にしても旅行にしても、泊まった先で体調が悪くなると色々困ります。
せっかくの時間を楽しめなかったり予定が狂ったり、精神的にも負担です。
ということで、ホテルや旅館でできるだけ快適に過ごすため、鼻づまりになる原因や対処法などを見て行きましょう。
ホテルや旅館での鼻づまりの原因
ホテルなどに泊まると鼻が詰まるという現象には、主に2つの原因が考えられます。
乾燥
ビジネスホテルなどの部屋に泊まると、部屋の空気がすごく乾燥していることに気が付きますよね。
私の場合、指先や顔、足の踵なんかがまずカサカサしてきます。
空調をかけたりすると更に乾燥します
実はこの乾燥が鼻の粘膜によくありません。
湿度が低いことで鼻の粘膜が乾いてひび割れてしまうからです。
ひび割れ=微小な傷です。
傷ができると、その部分に血液が集まって傷口を直そうとするため、鼻の粘膜が充血して空気の通り道が狭まり、鼻が詰まるのです。
ちょうど、怪我したところから血が出て盛り上がったかさぶたになるようなイメージですね。
ハウスダスト・ダニ・カビなど
ホテルや旅館では、枕カバー、シーツなどは一回ごとに取り替えます。
しかし、その下のマットや布団は、汚れない限りは洗濯することはありません。
大型のチェーンホテルなどは、定期的に布団の乾燥などをするところもあるようですが…
またこれは私の個人的な経験ですが、旅館によってはお客さんが変わってもシーツを(見た目で汚れていなければ)取り替えないところもあったりするんです。
布団を一度も干したことがないまま何年も使い続けているというところも…(;'∀')
けっこう汚いんですね…
人の体は、一晩寝ると約コップ一杯分の汗をかくそうです。
見た目には汚れていない寝具でも、そうした水分を乾かさないままではダニやカビの温床になります。
その他、カーテンや絨毯、ソファやクッション、座布団など、見た目に汚れていなければ洗わないものも実は多いのです。
というわけなので、ダニやカビなどがアレルゲンの人にとっては、そういった場所に泊まるというのはかなり危険な行為なんです。
ホテルでの鼻づまりを少しでも解消するには
では、ホテルや旅館で鼻づまりになってしまって辛い時の解消方法をご紹介します。
まずは水分補給
少しずつの水分補給をこまめに行うことで(一気にがぶ飲みではなく)粘膜の乾燥を防げます。
部屋を加湿する
乾燥による鼻づまりの場合、とにかく部屋の湿度をあげることが大事です。
湿度をあげる手っ取り早い方法は、バスタブや洗面所にお湯を張って開けっ放しにしたり、濡らしたタオルを室内に干したりすることです。
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鼻腔内を保湿する
マスクをして感想を防いだり、鼻の中にオイルをぬったりすることで粘膜の乾燥が防げます。
脇に物を挟む
よくペットボトルを挟むと言われていますが、ボールでも椅子の背もたれでも、少し力を加えて挟めるものなら何でもいいようです。ものを脇にかかえて挟むと交感神経が働き、そのせいで鼻腔内の血管が収縮して鼻づまりが解消するとか。
何だか不思議な話ですが、けっこう効きます。脇って色んな神経が走っている場所ですからね。
アレルギーの場合は…
もともと花粉症持ちだったりする場合は、外泊の際には抗アレルギー薬を事前に飲んでおくのがおすすめです。
抗アレルギー薬を飲むことで、ハウスダストやダニやカビなどによる鼻づまりが起きにくくなります。
既に鼻づまりが起こってしまった際には、ドラッグストアなどで買えるアレグラやアレジオン(第二世代ヒスタミン薬)を飲むと症状が緩和されます。プレコールやレスタミンコーワなど第一世代のヒスタミン薬では第二世代より即効性がありますが、眠気が強いです。
まとめ
ホテルで鼻が詰まってしまうのは、乾燥や寝具によるものなど、自分ではどうにもならない要因なことが多いです。
それでも、そうと解っていて準備しておくことで随分と気分も違います。
とりあえず加湿と鼻炎薬の携帯を心掛けて、できるだけ快適に過ごしてくださいね。