
結婚式や披露宴 途中参加・途中退席のマナーやご祝儀のこと
2018/02/03
結婚式(挙式)や披露宴へ是非出席したい!お祝いしたい!
とは思っても、他の予定とどうしても重なってしまう時って、ありますよね。
全部は無理だけど、晴れ姿だけでも見てあげたい。
途中参加や途中退席ってアリなんでしょうか?
結婚式や披露宴に途中参加ってNG?
結婚式は大抵、沢山の人が参加しやすいよう
土日に行われることが多いものです。
しかし、旅行やデート、子供や学校関係のイベントなどなど…
当然他の予定も土日に入ることが多いですね。
そうすると、
結婚式と他の予定が重なってしまうというのは
避けられません。
ということで、
- 結婚式、全部通して出席することはできないけれど、一部出席でもOK?
- 途中退席や途中参加で失礼やマナー違反にはならない?
ここのところを見ていきたいと思います。
結婚式(挙式)に途中から参加はダメ!
はい、まずはこちら。
結婚式というと、
◆誓いを交わす「挙式」
◆パーティーの「披露宴」
この2つを合わせたものとみなされがち。
ですが実は2つは別物で、
結婚式というと正確には挙式のことを指します。
挙式と言うのは、指輪をはめたり近いのキスをするアレですね。
結婚式、つまり挙式は
新郎新婦やその家族にとっては神聖で厳粛な儀式です。
ですので、結婚式(挙式)に途中参加というのはNG!です。
どんな事情があれ、
誰かが遅れたことで式が一瞬でも中断されたり、
遅れた人に注意が向いてしまえば、
式の神聖な雰囲気は台無しです。
これでは新郎新婦に申し訳ないですね。
ちなみに結婚式や披露宴に要する平均時間は、
◆挙式…約30分
◆披露宴…約2時間半
大体このくらいです。
もし最初の10分~20分程度の遅刻なら、
式への途中参加はやめて披露宴からの出席がおすすめ。
先ほどご説明したように、この2つは別々のもの。
ですから、中途半端な出席をするよりも、
切りよく披露宴から出席の方がスマートなんです。
披露宴の途中からの参加
披露宴の途中からの参加というのは大丈夫。アリです。
結婚式同士や他の用事と重なってしまって、
止むを得ず途中参加、途中退出というのは割とよくあるようです。
もし最初から参加できそうにない場合、
何よりもまず新郎新婦に相談することが大事。
- 何時間くらい遅れるか(何時頃に到着する予定か)
- 遅れてしまっても出席して迷惑ではないか
- 家族の方は不快ではないか
ということをまず確認しましょう。
途中から参加するとなると、
スタート~到着までの間は席が一つ空席になります。
宴会の後半は出席者もあちこち立ち歩いて
賑やかになりますが、
最初からの空席というのは目立ちます。
新郎新婦が「それでもぜひ来てほしい!」と
思ったとしても、
やはり他の出席者は事情を知らないので
空席をいぶかしがられます。
また、新郎新婦の家族がそれを快く思わないこともあります。
披露宴の流れ
披露宴の大まかな流れは
- 新郎新婦入場
- 新郎新婦紹介 ケーキ入刀や乾杯
- 食事・歓談スタート
- お色直し
- 新郎新婦のテーブル周り
- 余興など
- 花嫁の手紙・親への花束贈呈
- 両家の親から謝辞
- 新郎からの謝辞
- 新郎新婦退場
- (お見送り)
となります。
遅れて来てもいつでも入れるという訳ではなく、
折を見てスタッフが誘導してくれます。
例えば、歓談や余興のところはまだいいですが、
式後半になると花嫁の手紙や花束贈呈などの
クライマックスが並んでいますね。
あまりに遅れて最後の盛り上がりのところに
一人入って行くというのも…
せっかくの雰囲気に水をさしてしまいそうです(^^;)
また、披露宴ではお料理が出ますので、
あまりに遅れるとこちらの方も気にかかります。
とりあえず並べられ、
手を付けられないままで下げられていくのでは
「どうしたのかな?」と他の出席者に思われてしまいます。
ということで、1時間半以上遅れそうなら
披露宴は諦めて「欠席」としておくのが、
座席やお料理、雰囲気の面からも好ましいでしょうね。
「間に合うかな」「来てくれるかな」という
双方の精神的負担もなくなります。
それでも晴れ姿を見てあげたい!
当日にお祝いを言いたい!
という場合は、披露宴後に駆け付け(予め連絡)、
お見送りなどに紛れて晴れ姿の新郎新婦をお祝いしてあげる、
というのがいいでしょう。
結婚式や披露宴 途中退席は大丈夫?
挙式での途中退出は、途中参加と同じくNGです。
最初の30分の挙式で途中退出しなければいけない
スケジュールなら、
最初から式は欠席の方がスマートです。
ですが披露宴の途中退出は問題ありません。
これも割とよくある光景ですし、途中出席よりもハードルは低いです。
なぜなら、最初にいた人がいなくなったら
「予定があって途中で帰ったんだな」というのはすぐわかるから。
それに宴の後半では席を立って歓談する人も沢山いますから、
空席になってもあまり目立ちません。
ですがこれも事前に
- 何時くらいに退出するか
- 途中でいなくなっても迷惑ではないか
- 家族の方は不快ではないか
を確認しておきましょう。
そして、
披露宴の流れのどこで退出するか予め連絡しておいて、
その時が来たら目立たないようさっといなくなります。
(同じテーブルの人には挨拶しておきましょう)
事前に連絡しておけば、
式場でも引き出物を早めに用意しておいてくれるはずです。
ちょっと気になるご祝儀
ここで気になるのが
途中参加や途中退席の際のご祝儀額ですね。
式だけ出席の場合のご祝儀額については
こちらをご参考にどうぞ↓
披露宴については、
途中参加、途中退席いずれであっても
参加するのなら相場額を全額包みましょう。
ただし、
途中参加だとご祝儀の受付が終わっていますね。
ですので、途中参加になる場合は
事前にご祝儀を郵送するのがマナーです。
また、披露宴終了後に駆け付ける場合も
受付は終わっていますので、
事前に郵送(この場合は披露宴は出ないので一万円程)
がいいでしょう。
式当日、主役の2人はバタバタしますし荷物も多いですから、
贈り物なども郵送が親切ですよ。
ひとこと
途中で出入りするのは色々と気を使いますし、
申し訳ない気がしてしまいますよね。
ですが、きちんとマナーを守れば迷惑にはなりませんし、
主催者側も「忙しい中お祝いに駆け付けてくれた」と
ありがたいものです。
そのためにも、新郎新婦に必ず事前連絡し、
ちゃんと段取りを立ててくださいね。