
2017年父の日の日にちは?/第三日曜日になった由来/実は何する日?
5月には母の日。6月の第三日曜日は父の日です。
母の日はカーネーションを贈る日として定着していますが、それに比べて父の日は影が薄いですね。
父の日って、どんな由来があるのでしょうか。そして何をする日なんでしょうか!?
2017年父の日の日にちはいつ?
5月の母の日は、デパートやスーパーなんかでも割と大々的に販促してますが、父の日はそれに比べて重要視されていない感が否めませんね…
そもそも父の日っていつ?(日にちすらよくわからん)
誕生日にはプレゼント渡してるし、ま、いっか(ってことでスルー)
な感じもあったりします。
そして、お父さん本人すらどうでもよさげだったり(^^;)
というのは置いておきまして。
父の日はアメリカから渡ってきた記念日で、固定の日にちではありません。
アメリカでは6月の第三日曜日が父の日であり、日本もそれに倣っています。
2017年の6月第三日曜日は
6月18日
になります。この日が今年の父の日ですね。
しかし。
父の日とは言っても、ちょっとしたプレゼントを渡しておしまい、って家庭も多いのではないでしょうか。
そもそも、父の日はお父さんにプレゼントをあげる日だっけ?何する日だっけ?
それもよく解りません。
次章では、父の日ができた由来をご紹介していきます。
父の日の由来 どうしてできたの?
父の日はアメリカで生まれた記念日です。
父と言えば母という言葉が思い浮かぶように、父の日は母の日を意識してできた日です。
起源は1909年、ワシントン州スポケーンの町。
ソノラ・スマート・ドッドという女性が、教会で母の日の説教を聞いたことで「父の日も同じようにあるべきだ」と教会に訴えました。
あ、説教というのは「お説教、お叱り」ではなく、教会で牧師さんや神父さんがするお話しのことですね。
ちなみに、このドッドさんのお父さんであるウィリアム・ジャクソン・スマートさん、すごい人です。
奥さんを亡くした後、男手一つで6人の子供たちを育てあげたのだそうです。
6人…
ドッドさんが母の日の説教を聞いて自分のお父さんを思い浮かべ、世の父親を讃える記念日もあって然るべきだと考えたのは自然なことかもしれませんね。
そして、翌年1910年の6月、第三日曜日を父の日として、父を讃える説教がスポケーンの町全体で行われました。
更にドッドさんは、ネクタイやたばこ、パイプなど、父の日の贈り物と関係の深い業界の助けを借りて父の日のプロモーションを続け、1930年代には「父の日」は国レベルで認知されるまでに至りました。
もちろん、「商業的なものだ!」という国民からの反発もありました。
ですが、父の日を制定するかどうかの問題はついに国会まで登り詰めます。
1957年には「母の日を制定して以来40年、父を無視している!」と、国会に父の日の制定が提案されます。
1966年にはジョンソン大統領が、6月の第三日曜日を「父を讃える日」つまり「父の日」として宣言します。
1972年にはニクソン大統領が、父の日を国の記念日として法律で定めました。
1972年、結構最近なんですね。
実は父の日は6月5日になるはずだった!?
父の日を提唱し始めたドッドさんのお父さんの誕生日は6月5日でした。
ドッドさん、最初はこの日を父の日にしようとしたらしいのです。
ですが、教会の方で父の日用の説教の草稿の準備が間に合わず、6月の第三日曜日まで延びたようです
毎年日付が変わる…第三日曜日なのはどうして?
例えば、「父の日は6月○日」と決まっていると解りやすいのですが、毎年日付が変わると言うのはちょっと?な感じがしますよね。
春分の日のようなものでもないんだから、日にちを固定しちゃえばいいのに…
と、不思議に思ったことはありませんか?
これについてご説明しましょう。
一番最初の父の日は、1910年の6月の第三日曜日。
この日にスポケーンの教会で父を讃える説教が行われました。
説教というのは日曜日の礼拝で行われるものです。
本来はドッドさんのお父さんの誕生日であった6月5日の日曜日を父の日にする予定だったところ、説教の準備が間に合わず、その2週間後の6月の第三日曜日となりました。
というわけで、もともと父の日は「お父さんに何かをプレゼントする日」だったのではなく、教会の日曜礼拝から始まったのです。
そのため、決まった日にちに固定せず、第三日曜日となったのです。
父の日って何する?
父の日の由来をお話ししてきましたが、さて、この日には何をするものでしょうか?
日本では教会で日曜礼拝の習慣はあまりないので、代わりにテレビか一斉放送で「お父さんを讃えましょう!」って流すのが由来的には正しいかもしれませんが(笑)
とりあえずこの記念日が成立までには商業面からの後押しもあったことですし、やはりお父さんへの日頃の苦労や頑張りへの感謝、そして贈り物をするのが主流ですね。
そして、母の日はカーネーションの花がシンボルになっていますが、父の日の花は
黄色いバラ
になります。
これは、ドッドさんが亡きお父さんのお墓にバラの花を供えたのが由来だそうです。
ただし、ドッドさんが供えたのは黄色ではなく白バラだったとのこと。
黄色は、日本に入ってきてから父の日のイメージカラーとなった色です。
これがバラと結び付けられて黄バラになったのですね。
というわけですので、父の日はお父さんへの感謝をプレゼントに込めて伝えてあげましょう。
「誕生日お祝いしてあげたからいいや」
「お父さんもあんまり気にしてないし」
と、つい考えてしまいがちですが…
でも、父の日ができた経緯に思いを馳せて、ぜひ感謝の言葉だけでも贈ってあげてくださいね!
…とは言いつつ。
感謝の言葉を言いたいのに照れくさくて、ついプレゼントで誤魔化してしまうんですよね~(〃▽〃)