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アイスコーヒー水だしの違い ドリップよりおいしい?保存が効く?

ドリップで入れたものを冷ましたアイスコーヒーと、水だしアイスコーヒーの違いは何でしょうか?
水だしの方がおいしい?ドリップの方が香り高い?
風味や酸化、保存期限についてもご紹介します!

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アイスコーヒー 水だしとドリップの違い

アイスコーヒーというと、飲食店などでは大抵ドリップで淹れたものを冷やして提供しています。

ですが、じっくり時間をかけて水で抽出した 水だしのアイスコーヒーというのもあるんです。
ドリップとは風味が違い、まろやかで飲みやすく、一度飲んで魅了される人も実は多いのがこちら。

水だしコーヒー気になるな、飲んでみようかな
と思っているあなた。
もしくは、
水だしってドリップよりすっきりした味だけど、何が違うのかな?
と思っているあなたへ。

ドリップと水だしの異なる点をご紹介していきたいと思います。

水だしコーヒーとは

水だしコーヒーとは通称ダッチコーヒーとも言います。
戦前のインドネシア(オランダ領)では、ロブスタ種という苦みやエグ味の強いコーヒーが栽培されていました。

これをおいしく飲むために考案されたのが水だしコーヒー。
つまり、ホット(ドリップ)では飲みづらいコーヒー種を飲むための方法なんですね。

味の違い

水だしアイスコーヒーは、ドリップ式を冷やしたものと比べて

◆すっきりしている
◆苦みが控えめ
◆味がまろやか
◆甘味やコクが味わいやすい
◆口の中に残る嫌な後味が少ない

などの感想を持つ人が多いです。
ですが、逆に考えると

◆味が薄い
◆パンチがない
◆コーヒーらしい強い苦みに欠ける

などということも可能です。

水だしとドリップで一つ大きな違いは、
水とお湯、淹れる時の温度の差ですね。
これが、味を分ける決定的なポイントになります。

お湯に溶け出しやすい苦みや渋みなどの成分が、水ではあまり出てきません。
ですから、お湯で淹れたコーヒーと比べると、水だしのコーヒーはまろやかで少し薄い感じがするのです。

アイスコーヒー 水だしはドリップよりおいしい?

気になる味の方ですが、
コーヒーのおいしさに大きく関係するのが「酸化」です。

コーヒーに含まれる成分で、特に酸化しやすいのは「油分」。
油分は、空気に触れることや熱を加えることで酸化します。
ですのでお湯で淹れると、どうしても酸化しやすくなります。

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ドリップはコーヒーの香りや力強い苦みが魅力的ですが、
すぐに飲まないとどんどん酸化が進み、数時間もすれば酸味やエグ味が前にでてきて味が落ちます。

ドリップで淹れたコーヒーは、できるだけ急冷して数時間のうちに飲む。
これがアイスでおいしく飲むコツです。

ちなみに、アイス用のコーヒーは
深煎り・細引きで苦みが強く出やすくしてあります。
これは、温度が低いと舌が苦みを感じにくいためです。
また、時間の経過で前に出てくる雑味(酸味やエグ味など)に苦みが負けないようにするため、というのもあります。

一方水だしコーヒーは抽出に時間がかかりますが、
熱を加えないため、酸化や風味の変化が進みにくくなっています。
また、カフェインはお湯に溶けやすい性質のため、水ではあまり出ません。
コーヒーが苦手な人や、本など読みながら時間をかけて飲むときは、水出しがおすすめです。

更に、水出しコーヒーは風味が変化しづらいので、ボトルに入れて持ち歩いたりするのにも適しています。
酸化した食べ物は体にも悪いので、健康の観点からも水出しは是非取り入れていただきたい飲み方です。

水だしアイスコーヒーの保存や賞味期限

水出しもドリップも冷蔵庫保存が基本ですが、
最後に「どのくらいの時間おいしく飲めるか」という観点で見ていきたいと思います。

水だしコーヒーはお湯で淹れたコーヒーよりも酸化が少ない分、風味が落ちにくく、
1日~1日半くらい(人に出すなら1日。私の個人的な経験ですが)
は冷蔵庫保存でおいしく飲むことができます。

麦茶のような香ばしさと優しい苦みは時間が経っても変わりません。
あっという間に酸味が出て味が落ちるドリップと比べて、ありがたい長さだと思います。

保存は、冷蔵庫に入れておけばすぐに腐るということはないでしょうが、
やはりあまり長く置くと味が落ちるので、早めに飲むのがいいですね。

まとめ

ドリップも水出しもそれぞれのおいしさがあります。

ですので、

コーヒーらしい強い味が好みの人はドリップを急冷したものを、
まろやかな味が好みなら水出しを、
ボトルに入れて持ち歩くなら水出しを、

と、用途に合わせて使い分けるのがおすすめです。

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お湯を使うと風味や質が落ちやすいので「飲むまでの時間」を重要視してくださいね。

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