3月 9月 年間行事

【お彼岸のお供え物代わりにお金を包むなら】金額や表書きはどうする?

3月と9月にはお彼岸があります。
その時に、お花やお菓子など仏壇へのお供え物の代わりに「お金」を包むというのはありなのでしょうか?
金額や袋の表書きについても説明しました。

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お彼岸のお供えにお金を包むのはあり?

お彼岸とは、

◆3月の春分の日
◆9月の秋分の日

を真ん中に、それぞれ前後3日間を含める期間です。

この時期には、亡くなった方のいる世界(彼岸)と
この世が通じやすくなっていると考えられ、
故郷へ帰って仏壇に手を合わせたり、お墓参りに行くなど、
先祖供養をされる方も多いと思います。

ですが、この時にちょっと気になるのが

お供え物

のことではないでしょうか。

  • 準備するのか・しないのか
  • 何にするのか

この点は、割と悩むところですよね。

お彼岸にはお墓や仏壇をきれいに掃除し、お供え物をします。
供えるものは、仏壇ならお菓子やお花、果物などが一般的です。
お墓にもお花やお菓子を供えます。

では、

お金をお供え物(の代わり)とする

というのはいかがなものなのでしょうか?

現金はアリかナシか

というわけで…

お彼岸のお供え物を準備するなら、
品物ではなくお金でもアリなの?という疑問。

実はこれ、各家庭やそれぞれの地域によって習慣が異なる、
一概には定義できない問題でもあります。

お金を包んでも問題ない家庭や地域もありますが、
逆に、お彼岸には〇〇するもの、〇〇を供えるもの、
とバッチリ決まっているところもあります。

これについては、
実家や親せきなどに事前にやり方を相談してみて、
それに倣うのが一番確かです。

ただし、お金を包むのは

とんでもない話!ありえない!絶対NG!

ということではありません。

お彼岸やお盆などの時期は、
仏壇もお墓もお供え物ラッシュになります。

お菓子や果物などのお供えが重なり、
食べきれないで困るということも多いので、
「供養に使ってください」の意味でお金を包むのは
逆にありがたがられることもあります。

色んな習慣がある

お彼岸のお供え物に関しては、
本当に色々な、その家庭や地域ごとのやり方があります。

  • 品物(お菓子や果物、お花、お線香など)を持っていく
  • お金を持っていく
  • お金+品物を持っていく
  • お墓参りをするだけ(品物やお金は準備しない)

などなど、実に様々なのです。

できればうかがう先のお宅に事前に連絡を入れ、
「お供え物は何がいいでしょうか?」
と素直に訊いてみるといいかと思います。

「仏壇に手を合わせてくれるだけで十分」

もしこのように言われて、それでもという気持ちがあるなら、
お金を包むのでもいいかもしれませんね。

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お彼岸のお供え 金額はどのくらい?

次に、もしお金を包むのなら、金額はどのくらいか?
ということについてです。

特別な法要などがある場合は別ですが、
お供え物の代わりとしては

3000円程度

が相場です。
自分の立場によっては、5000円にしてもいいですね。

あまり高額だと、お返しで気を使わせてしまうので、
このあたりの金額にしておくのがいいでしょう。

もちろん、
お彼岸やお盆でなくても度々お参りに行ってる!
そんなに気を使わなくても実家だから!
というような場合、3000円以下ということもあるようです。

むしろ、そのような場合であれば、
敢えて現金を包む必要がないかもしれません。
供養する気持ちが一番大事なのですから。

ですが、きちんと体裁を整えたいのであれば、
3000円~にしておくのが無難。

もし、実際に足を運ぶことができず郵送するのなら、
5000円でもいいかもしれませんね。

お彼岸のお供えにお金 表書きはどうする?

お供え物の代わりとしてお金を包むことにするなら、
持参するにしても郵送するにしても、
普通の封筒に入れて…というわけにはいきません。

こういう場合は不祝儀袋に入れるのがマナーです。

不祝儀袋とは、お葬式や法事などで使う封筒のこと。
「御霊前」「御仏前」などと書かれた袋、と言えば
イメージが湧きやすいかもしれませんね。

不祝儀袋にも、入れる金額に応じたグレードがありますが、
3000~5000円程度なら、コンビニで売っているような
簡易な封筒タイプのもので大丈夫です。

表書きは

御供物料

が、宗派を問わず使えて安心です。
(キリスト教や神式の時にも使えます)

もし仏壇のあるお宅(仏教だと判っている)なら、

御仏前 もしくは 御香料

でも可能です。

表書きの下のスペースには自分の名前を入れます。
急なお葬式ではないため、ペンは薄墨でなくても大丈夫。

お札は、お葬式での新札はマナー違反ですが、
予め判っている場合は、新札の方が丁寧な印象です。

郵送されるのであれば、
これを現金書留の袋に入れて送りましょう。

まとめ

お彼岸にお供え物の代わりにお金を包む場合の
マナーのお話しでした。

ここで一つ大事なのは、
「毎年同じようにする」ということです。

◆その年によって(お供え物を)準備したりしなかったり
◆これまで準備していたのを急にやめる

などは、やはり心証がよくないですね。

ですので、あまり無理をせず、
負担なく続けられる程度がいいかと思います。

また、一番大事なのは物やお金ではなく、
仏壇やお墓の前で心を込めて手を合わせることです。

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このことは、くれぐれも忘れないでくださいね。

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