10月 年間行事

ハロウィン絵本おすすめ 古典的で不気味で楽しい内容の一冊

10月といえばオレンジ色のカボチャ、ハロウィンですね。
仮装やパーティーなど楽しみ方は色々ですが、小さい子にはこのお祭りにちなんだ絵本を読んであげたいところ。
ハロウィンの雰囲気がよく伝わる、おすすめな内容の絵本はこちらです。

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ハロウィンの伝統的な絵本

10月になると…

いえ、9月からすでに、町の中はオレンジのかぼちゃだらけ🎃

ハロウィンの色は秋の雰囲気ですね。

私が小さかった頃は、
ここまでポピュラーじゃなかった気がしますが、
今や、クリスマスやバレンタインに並ぶイベントです。

というわけで…

子供がいる家庭では、飾りつけやかぼちゃ料理など、
何らかの演出をするのではないでしょうか。

積極的に仮装イベントに参加したり、
パーティーに行ったりというほどではなくても、
子供たちに雰囲気を味わわせてあげたいですよね。

ハロウィンの雰囲気を伝える

ただ、
ハロウィンというのは日本においてはちょっと特殊です。

百均などでハロウィン装飾の販促をしていたり、
デパ地下で期間限定のカボチャグルメが売られていたり、
仮装グッズなどが売り出されていたり…

◆仮装
◆カボチャ料理
◆飾りつけ

やることといったらこのくらいで、
何のためのお祭りなのか、よくわかりません。

子供に「ハロウィンの意味わかる?」と聞いてみても、
「かぼちゃおばけ!」としか返って来ないし(笑)

あのオレンジかぼちゃが何者なのか、
悪者オバケなのかいいヤツなのかもよく判りませんね。
もちろん、大人もわかってないけど(^^;)

そんな感じの、
ふわふわして捉えどころのないハロウィンなので、

せめて絵本でハロウィンの世界を見せてあげたい!

と感じるお父さんやお母さんもいらしゃるのではないでしょうか。

そんな方のために、

これぞハロウィン!

と言った感じの、伝統的な不気味な雰囲気が伝わる
ハロウィン絵本をご紹介します。

ハロウィンの絵本 おすすめは

ハロウィンの不気味な雰囲気が楽しいおすすめ絵本はこちら!

可愛いタッチの絵本が多い中、
絵や色合いが何だか不気味でダークなこの一冊。

主人公は赤毛の魔女のおばさん。
そして幽霊に吸血鬼、ミイラやこうもりなど、
子供の大好きなおばけも色々出てきます。

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でもストーリーは怖くないので安心してくださいね。

《ストーリー》

ある日のこと。
魔女がかぼちゃの種を畑にまき、大切に育てました。
大きく育ったオレンジ色の立派なかぼちゃ。

ところが…

明日はいよいよハロウィン。
かぼちゃのパイを作らなければいけないのに
引っ張っても大きすぎて動かせません。

そこへ幽霊、吸血鬼、ミイラたちが手伝いに来ますが、
かぼちゃはまだ動きません。

そこへ小さなこうもりがやってきて、ある方法を
教えてくれます…

登場人物の描写や背景のお墓などがちょっとホラーですが、
皆憎めないキャラクター。

最後にかぼちゃのパイを皆で食べるシーンが
とってもほのぼのします。

かぼちゃを独り占めしたかった魔女ですが、
最後にはパイをおばけたちにふるまってあげるんです。

子供向けの可愛いテイストのお話ではなく、
スパイスの効いた、きちんと描かれた、
本物のハロウィンらしい絵本を!
という方に、是非おすすめです。

作者について

作者のエリカ・シルバーマンは、
1955年、ニューヨーク生まれの児童文学作家です。

子供の頃は独りで過ごす時間が多く、
そんな時に、物語を書いたり、作曲したり、
色んなものになりきってみたりするのが大好きでした。

彼女に沢山のインスピレーションを与えてくれたのが
本だったのです。

彼女は今でも本が大好きで、
児童文学作家でありながら、司書としても働いています。

ハロウィンの由来が解る内容の絵本はある?

さて、ここでもう一つ。

ハロウィンは、実はアメリカのお祭りではありません。
キリスト教のお祭りでもありません。

それじゃ、9月10月になるとあっちこっちにお目見えする
ハロウィン関連の装飾品や、仮装してお菓子をもらいに行ったりするアレ、
アレは一体何なの?どこ由来なの?

と、不思議ですよね。

実は、ハロウィンというのは、
もともとはケルト(アイルランド)の古い信仰からくる
お祭りなんです。

こちらの記事も参考にどうぞ↓

それが移民と共にアメリカにやってきて、
商業ベースに乗って広がり、現在のような形になったのです。

ですので、もともとの姿だったケルトの信仰は
ほとんど残っていません。

仮装や装飾、お菓子など、
楽しめそうな部分&企業が儲かりそうな部分だけが
がクローズアップされているのですね~(^^;)

というわけで、前章でご紹介した本も含め、
ハロウィンの本当の起源を描いたものというのはありません。

どれも、アメリカでの風習(仮装、おばけ、かぼちゃなど)
を描いたものばかりです。

もし、本当の由来を子供に説明したい!という場合は

  • ハロウィンはもともとはケルトのお祭りだった。
  • ケルトの信仰では、10月31日に1年が終わり、11月から新たな年が始まる。
  • 10月31日の夜には霊界とこの世が繋がりやすくなり、死者の幽霊やおばけがやってくる。
  • 悪いおばけから身を守るため、魔除けの仮面をかぶったり、火を焚いたりした。
  • オレンジのかぼちゃは、悪いおばけを怖がらせるための提灯。

是非、このように説明してあげてくださいね。

まとめ

可愛らしいだけでは物足りない!
ヘタウマで雑な感じの絵は好きじゃない!
ハロウィンのホラーな雰囲気が伝わるものがいい!

という方に。

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きちんと丁寧に描かれた、
そして怖いながらもほのぼのした雰囲気が楽しい、
エリカ・シルバーマンの一冊をご紹介しました。

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