
七五三3歳のお祝いは数え年or満年齢?それぞれのメリットは?
初めての七五三、3歳のお祝いを数え年でするか満年齢でするか?というのは結構迷うところだと思います。
実はどちらでも大丈夫!というのが現代の流れなんですが、それぞれの年齢でお祝いする時のメリットをまとめてみました。
七五三3歳のお祝い 数え年と満年齢どっちが正式?
子供の健やかな成長をお祝いし、神様に報告する伝統行事、
七五三。
◆男の子は3歳と5歳(または5歳だけ)
◆女の子は3歳と7歳
の年の11月に、着飾って七五三詣でをしますね。
準備万端でいどむ親御さんがある一方、
育児に奮闘していて気付いたら七五三の年齢だった!
と慌てる親御さんもいらっしゃるのではないでしょうか。
(うちは後者でした~笑)
数え年と満年齢 何故「どっちでもいい」の?
特に3歳、初めての七五三では「数え年」の概念をよく知らないまま、
「まだ2歳だけど数え年で3歳だった!今年やるものなの!?」
というようなことにもなったりします(^^;)
と、ここでまず出てくるのが
数え年でお祝いするか?満年齢でお祝いするか?
どっちが正式なの?
という問題ですね。
親としては、日本の伝統に則って正式にお祝いしてあげたい、
という気持ちがありますよね。
どちらが正式化と言えば、
七五三は数え年で祝うのが正式(伝統的)です。
《数え年》
生まれた時を一歳とし、その後は元旦を迎える度に
一つとしをとる年齢の数え方。
例:2016年5月15日に生まれたら、その時点で一歳。
2017年の元旦に二歳に、2018年の元旦には三歳に。
↑0という概念がなかった昔の考え方ですね。
それに対して満年齢と言うのは、
現代の年齢の数え方(0歳で生まれ、誕生日に年を取る)です。
ちょっとわかり辛かったらこちらで(笑)↓
◆数え年…1歳スタート!
◆満年齢…0歳スタート!
というわけで、数え年だと満年齢より早く年を取る計算ですから、
例えば12月生まれの子だと、数え年3歳の七五三(11月)には
まだ一歳代ということになりますね(^^;)
一歳の子供に着物を着せてお化粧して写真を撮って、
祈祷をしてもらう…というのはかなり大変。
それでも、
伝統的に行うには1歳代でもやるべきなんでしょうか?
3歳の「髪置の義」とは
ですが!
実は現代と昔では状況が大きく違いました。
昔の三歳のお祝いは「髪置(かみおき)」と言って、
それまでは剃っていた髪を伸ばし始めるお祝いでした。
(赤ちゃんは3歳まではツルツル頭だったんですね)
現代のように、着飾ってお参りして…ではなかったのです。
というわけですので、
髪置は1歳でも2歳でも問題なかったんですね~(^^;)
それに比べて現代は、着物を着せて写真やお参りと
ハードルが高いですから、
子供ができるかどうか
が肝心です。
「数え年」のところにこだわらなくても、
子供の成長に見合った時期にお祝いすればいいのです。
七五三 3歳は数え年で?満年齢で?それぞれのメリットは
数え年で七五三をお祝いするのでも、満年齢でも、
それぞれにメリット・デメリットがあります。
5歳や7歳のお祝いは、子供も大きいので問題はないですが、
3歳では、色々と不安な点もあります。
どちらでお祝いするか決める時の参考にしてみてくださいね。
数え年でお祝い
《メリット》
- よちよちしたあどけない感じが可愛らしい(満3歳とは雰囲気が違う!)
- 身体が小さい方が被布が似合う
- 入園や入学前に済ませておくと園や学校などの行事と重なる心配がない
《デメリット》
- 着付けや祈祷の間子供がじっとしていられない(3歳)
- 機嫌が悪いと着物を嫌がる・写真がちゃんと撮れない(3歳)
- 身体が小さい子は着物や草履のサイズがないことも(3歳)
- 小柄で細身の子は着物での移動が体力的に大変(3歳)
- 髪の毛の量が少なくて見栄えがしない(3歳)
幼い感じが可愛らしい数え3歳のお祝いですが、
きちんと行事をこなせるかというのが不安なところです。
あとは着物のサイズ。
小柄な子だと、レンタルなどで最小サイズの着物でもブカブカ。
腰揚げや肩揚げが必要になってきます。
足が小さいと草履も合うものがありませんし、うまく歩けません。
また、小さめの子は着物だと上手に歩けなかったり、
髪のボリュームが足りなくて結えなかったりということも。
満年齢でお祝い
《メリット》
- 着付けや撮影、祈祷中にいい子にしていられる。
- 体格的に着物での移動も問題なし
- 髪や体がしっかりしてくるので、見栄えがする
《デメリット》
- 小柄なうちの方が被布が似合って可愛い(3歳)
- 身体が大きい子だと袴のサイズがないかも(5歳、男の子)
- 数えで済ませた子に「遅いね」とからかわれることも…(7歳、女の子)
満年齢のお祝いは、数えの時より色々と楽になります。
ですが、特に男の子は、大柄だと5歳児用の和装(袴)が
短すぎになってしまうこともあるようです。
(着物は長さを調整できますが袴は長くできません)
また、7歳の女の子では友達同士の共通の話題が大事なので、
お祝いが一年遅れの子はからかわれてしまうことも。
3歳や5歳ではそういうことはないですが…(^^;)
まとめ
七五三のお祝いは、数え年でも満年齢でも大丈夫!ということと、
それぞれのメリット・デメリットのお話しでした。
最初の子供の3歳の時は色々と迷うかもしれませんが、
始めに数えでやったからその先もずっと数えで、ということは
ありませんしね。
下に兄弟が生まれたりすると、
お兄ちゃんは満5歳で、妹は数え3歳で!
な~んて、それぞれの家庭の事情に合わせた形になってきます。
「数え年の時に写真だけ撮って、満年齢でお参りを…」
ということもできますから、無理をせず柔軟に、
子供に合わせた形でお祝いしてあげてください。