
七五三 着物と被布はお揃いor別色?お洒落な組み合わせ方は
七五三、女の子3歳のお祝いは、着物を着て付け紐で緩く結び、被布をすっぽりかぶって晴れ着とします。
この着物と被布のコーディネート、洋服じゃないだけにちょっと不安です。
生地はお揃いにするもの?おかしくない色の組み合わせは?など、気になる点をまとめました。
七五三 着物と被布はお揃いにするもの?
3歳の七五三、おめでとうございます(#^^#)
数え年、満年齢で3歳になるお子さんを持つ親御さんは、
11月の七五三に向けて、着々と準備を進められているのでは
ないでしょうか。
一方で、日々の子育てで手一杯のあまり
「そういえば3歳なんだったーーーーっ!」
と気付いてあたふたされている親御さんも…いますよね(^^;)
(私がそうでした…)
というのはさて置き、
今回は着物と被布について書いていきたいと思います。
是非、読んでみてくださいね。
着物と被布はお揃いで?
3歳のお祝いでは帯ではなく、
着物を着た上に、ベストのような被布を着せますよね。
地域によっては帯を結ぶところもあるようですが、
小さな子供に締め付ける帯では負担が大きいということで、
この被布を着せるのが最近の主流のようです。
また、伝統的には7歳からは帯になりますから、
やはり被布は3歳児だけの特権ですね。
大人っぽい帯とは違って、可愛らしいですよね(#^^#)
ですがちょっと気になるのが、
- 着物と被布の生地がお揃いになっているもの
- 着物と被布の生地も柄も全然別のもの
という2種類の組み合わせがあることです。
これは実は、
どっちが正しい!どっちがお洒落!ということではありません。
昔は、3歳の七五三では、お宮参り用に購入した着物を
仕立て直して着るというのが一般的でした。
そして3歳では被布や小物などを買い足したわけです。
ですので、こういう場合では着物と被布がお揃いにならず、
別々の柄でした。
しかし、3歳で七五三用のセットを新たに買うような場合は、
お揃いにする選択肢も出てきますね。
また最近では、
写真スタジオやレンタル衣装などの普及もあって、
お揃いで合わせるデザインもよく見かけます。
お揃いにするか・別々にするかはその家の都合ですので、
どちらでも大丈夫なんですよ。
七五三 被布の色と着物の色
着物の色と被布の色の合わせ方と言うのも、
不安な点ですよね。
普通の洋服なら合わせられるけれど、
派手な色の着物や見慣れない古典柄…ということで、
この色同士は合ってるか?おかしくないか?
というのも今一つよくわかりません。
ですが、
着物同士の組み合わせは、洋服とはちょっと感覚が違います。
地の色や柄、模様の中に使われている色などによって
新鮮なコーディネートになることもあります。
色使いがよくわからなければ、
着物と同色系の色無地の被布
例:着物が赤っぽい色なら、赤い無地の被布
を合わせるのが無難ですが、
次章では組み合わせの例を紹介しましたので、
参考にしてみてくださいね。
七五三の着物 被布との組み合わせ例
柄の色を被布に持ってくる
着物に大きな柄が入っている場合、
その中に比較的多めに使われている色を被布に持ってくると、
それが橋渡しになり、違和感のない色使いになります。
コントラストのある色使い
赤の着物なら白い被布(逆もOK)のように、
ハッキリとコントラストのある合わせ方にすると、
子供らしい可愛らしさが強調されます。
洋服で合わせるとちょっとヘンな感じになる補色も、
着物では意外とありだったりします。
例:赤系⇔緑系 オレンジ系⇔青系 など
柄が大きめなら色無地を
花や鞠などの大きめの柄の着物に同じような柄の
被布を合わせると、柄同士が戦ってしまいます。
インパクトのある柄の着物の場合、被布は色無地や
無地の絞りなどだと、うまく引き立て合います。
また、小紋(細かい文様の繰り返し柄)でも似合いますよ。
意外に合う同色系統
朱色系の着物に赤い被布、赤×赤、濃いピンク×薄ピンク、
赤×紫など、似たような色で合わせてもこれが意外に
合います。
最強なのは赤!
赤の色無地や疋田(絞り)の被布ならどの色の着物にも
よく合います。
色が合うというか、
小さな女の子には赤い色がピッタリなので、
何色の着物でも様になりますよ~っていう意味です。
色無地だとわりとはっきりとした印象ですが、
絞りだと柔らかで穏やかな雰囲気になります。
まとめ
七五三の着物と被布のお話しでした。
柄はお揃いでも別々でも大丈夫ですし、
色の組み合わせも、洋服にはない斬新さがあって、
合わせるのは結構楽しいものです(*^^*)
あとはお子さんの顔立ちや肌・髪の毛の色なども
色合わせのポイント。
「この色の組み合わせでおかしくないかどうか?」
ということよりも、一番可愛らしく見えるものを
選んであげてくださいね。