
【大切な人に死にたいと言われた時】求められてる返し方は…
2017/11/17
家族や友達や恋人…
ある日突然、大切な人に「死にたい」「消えたい」と言われたら。
取り返しのつかない事態にならないためにも、どんな返し方をしてあげるのがいいのでしょうか。
もし大切な人に「死にたい」と言われたら
大切に思っている相手に
◆生きているのが辛い…
◆消えてしまいたい…
などと突然言われたら。
準備万端で答えられる人なんて、まずいないでしょう。
多くの人はきっとあたふたして、
”元気を出して!”
”死んではダメだよ!”
と、明るく励ましたり慰めたりするのだと思います。
ですが、後になって
「ちゃんと伝わったのかな」と不安になったり、
「あれでよかったのか…」と考えてしまったりも。
難しいところです。
そもそも「死にたい」と言ってくる人は、
一体何を求めて打ち明けてくるのでしょうか。
言われた側はどう受け止め、
どんな言葉返すのがいいのでしょう。
言葉の裏の本当の気持ち
「死にたい」と言ってくる人の多くは、
今すぐにその場で死ぬつもりはありません。
本当にそう決めた人は、
周囲に何も言わないまま実行してしまうことが
多いものです。
何故ならば。
止められたり心配されたり、病院に連れていかれたりと、
周囲に実行を阻止されるのが解っているからです。
本当に何かを決意した人にとって、
障害はない方がいいに決まっています。
だから、言わないで逝ってしまうのです。
そこを敢えて
「消えてしまいたい…」などと漏らしてくるのは、
「止められたい」「心配されたい」
という気持ちがあるということなのです。
つまり、
死にたい=死にたい程辛い気持ちを解ってほしい
という風に考えてみてください。
この段階でやってはダメなこと
辛い気持ち、苦しい気持ちを抱えている相手に対して
やってはいけないことがあります。
それは、
苦しんでいることを否定すること
です。
…と言っても、これでは少々解りづらいでしょうか。
例えば「死にたい」に対して以下↓のようなフレーズ。
- そんなの大したことじゃないよ。
- そんなこと言っちゃだめだよ。
- もっと大変な思いをしてる人は沢山いるよ。
どんな些細な問題でも、
悩んでいる人にとっては大ごとですし、
散々頑張った末に解決できなかった苦しみなのです。
それなのに、苦しい気持ち自体を否定されると、
「誰も解ってくれない」と
絶望的で孤独な気分になってしまいます。
例)
「私はどうせ何をやってもダメだから…」
↓ ↓ ↓
×全然ダメじゃないよ!
×何を言ってるの!
×そんなことないよ、元気出して。
例えばこういったやり取りは日常ではありがちです。
ですが、悩みを抱えて行き詰っている人は、
あなたという場所を選んで、ようやくやって来たのです。
それなのに、このような返し方をしては、
苦しんでいること自体を「なかったこと」にしているのです。
これでは、目の前でシャッターを下ろすようなものです。
「死んじゃダメ!」はいけないのか
絶対に死なないで欲しい、
生きていて欲しいという気持ちから
「死んじゃダメだよ!」
とつい口にしたくなってしまうかと思いますが、
実はこれはよくありません。
何故なら、死にたいと思っている人は、
それだけの苦しみを抱えて思い詰めているのです。
それなのに
「死んではダメ=逃げてはダメ」
と言うのはとても残酷なことですし、
苦しい気持ちを真っ向から否定することにもなります。
また、誰もが、
他人の人生に対して「生きていい」「死んではダメ」
などと命令する権利はありません。
結局、その人の人生はその人のもの。
周りがどうこうすることはできないのです。
ですので、この場合は
「死んじゃダメ」ではなく、
”私はあなたに死なないで欲しいと思っている”
”私はあなたに死なれると悲しい”
という伝え方が正解です。
死にたいと言われた時に求められている返し方
では、悩みを抱えた人に対しては
どのような言葉で返すのが適切なのでしょうか。
安易な共感はダメ!
一番いいのは共感的な言葉を選ぶことです。
ですが「わかるわかる!」などと、
安易に共感したつもりになるのはNGです。
また、解ったつもりになって
「実は私もさ…」
などと自分が一方的に話し始めるのもダメ。
傷ついている人というのはとても敏感なので、
相手の表情や口調などをよくよく見ているものです。
ですから、安っぽい共感には胡散臭さを感じて、
話したいという思いを萎えさせてしまいます。
…というと、
何か特別な話法や深い知識が必要なのかな?
自分も同じような悩みを抱えてないとだめなのかな?
と心配になってしまうかもしれません。
ですが、必要な共感の仕方はとてもシンプルです
↓↓↓↓↓
- そういう思いをずっと抱えていて、辛かったね。
- ずっと独りで悩んでいて苦しかっただろうね。
- 話し難いことを頑張って話してくれたんだね。
など、あまり内容に関しては触れず、
苦しみを抱えていること自体に共感を示すのがいいのです。
死にたい程の悩みを抱えたことがない人でも、
苦しんだことくらいはあるでしょうから、
この共感はできるはずですね。
もしうまく共感してあげることができれば、
この時点で、相手は泣き出したり、
堰を切ったように話しだしたりするでしょう。
相手に話させる
共感によって、悩んでいる人との間に
一本の橋渡しができたなら、
次は相手に話させることが重要です。
こちらが一方的に説教したり諭したり、
というのでは意味がありません。
また、何気ない一言によって
気付かずに相手を追い詰めてしまう危険性などを考えると、
「話させる」という行為はそれよりもはるかに安全です。
- どうして死にたいと思ったの?
- 何か嫌なことがあったの?
- 死にたいって言うのはどういうことなの?
など、
相手が思いを吐露する手助けとなる質問を
投げかけてあげましょう。
何か特別な、気の利いた言葉が必要な訳ではないのです。
ただ、否定されずに受け止めてくれる人や場所があれば、
きっと、胸の内の苦しみを話してくれるはずです。
そして、言葉にして吐き出すことができれば、
それは本人も幾分冷静になれた証拠です。
自分の気持ちを冷静に客観的に眺めることができれば、
解決法や克服法にも自然と道筋がつくようになります。
まとめ
もし大切な人に「死にたい」と言われたら。
その時は、まず何を差し置いても、
苦しい気持ちに共感してあげてください。
そして、
安心して思いを吐き出すことのできる、
心の居場所を提供してあげましょう。
解ってくれる人がいる、
聞いてくれる人がいる、
ただそれだけで、人の心は立て直せるのです。