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【もち麦と押し麦の違い】麦ご飯ならどっち?炊き方のコツは?

ダイエットや健康ブームで取り上げられることの多い麦ですが、売り場には色んなものがあります。
もち麦と押し麦ではどんな違いがあるのか、どっちが美味しいのか、炊き方はどうなのか…など、気になる内容をまとめました。

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もち麦と押し麦の違いは

こんにちわ。
このサイトの管理人、たたくろです。
ご覧いただき、ありがとうございます(*^^*)

さて。
今日はもち麦と押し麦について書いていこうと思います。

麦と言えば、ダイエットや美容、健康にもいいとして
注目されている食材ですよね。

私の家では、もう20年近く麦を食べていますが、
麦と言えば、
「父に買い物を頼むと間違える」
というのが定番です(笑)

でもこれは仕方がない。

押し麦、丸麦、ビタバァレー、
米粒麦、もち麦、胚芽押し麦…

確かに、お米コーナーでは色んな種類の麦が
並んでいますよね。

品種の違い?加工の違い?

色んな種類の麦が売られていますが
実はお米売り場にある麦はどれも「大麦」です。

パンにするのは「小麦」の小麦粉ですが、
それとは別の種類の麦になりますね。

大麦はご飯向き、小麦はパン向きです。

さて。

丸麦やもち麦、押し麦など、
色々な呼び名の麦は一体どこが違うのかというと、
まずは加工の方法が違うのです。

◆もち麦…麦粒を精製(外皮を削り取った)もの
◆押し麦…精製して蒸気を当てた麦粒をローラーで潰したもの

それから、もう一つの違いは
もちうるちか、ということです。

お米にも、お餅用(もち米)とご飯用(うるち米)
があるのと同じで、麦にももち性とうるち性のものがあるのです。

もち麦は、名前の通りもち性の麦。
押し麦は、うるち性の麦。

つまり、

◆もち麦…もち性の麦を精製したもの
◆押し麦…うるち性の麦を精製し、蒸気を当てて押しつぶしたもの

ただし精製の度合いにも色々な程度があります

ということになりますね。

もち麦と押し麦 ご飯にするならどっち?

日々の食生活に大麦を取り入れるのに
一番簡単なのは、ご飯に混ぜて炊くことです。

モチモチしているもち麦と、
平たく押しつぶした押し麦。

ご飯に混ぜて炊くのに適しているのはどちらかというと

押し麦

それはもう、手軽さ加減ではこちらです。

というのは、麦は米と比べて水を吸収しにくいのです。

ですので、
お米と一緒に丸いままの麦粒を入れて炊いた場合、
芯があって固くなってしまいます。

押し麦はその点、薄く潰れているので、
お米と炊き合わせても問題なく美味しくなります。

「もち麦」の方が栄養価が高い!?

もち麦というとダイエットや便秘と一緒に
取り上げられることが多いですね。

しかし、押し麦も劣っているわけではありません。

同じ大麦ですので、
もともとの成分にそう大きな違いというのはないんです。
成分は、精製の度合いによっても異なってきます。

一つ違いがあるのは、
もち麦の方が水溶性食物繊維(βグルカン)
多く含まれているということです。

水溶性食物繊維は、
ダイエットや便秘に効くと言われている成分ですね。

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もち麦にはこれが多く含まれており、
押し麦はその半分~3分の2程度しか含まれていません。

しかし!

別の見方をすれば…
押し麦を少し多め(1.3~2倍)に食べればそこは補えますよね。

押し麦の方が値段も安いですし、炊くのも楽。
それに入手しやすいです。

ということで、もち麦にこだわらなくても、
押し麦を多めに食べるのもアリかと思います。

ちなみに、
食感は、当然もち麦の方がモチモチです。
でも、押し麦もプチっとしていて食感が◎。

どちらにしても、白米と混ぜて炊くと
かなり存在感があり、よく噛む必要があります。

もち麦と押し麦 炊き方の違いは?

もち麦と押し麦、炊き方にも違いがあります。

吸水は必要?

まずは吸水ですね。

◆もち麦…数時間は水に浸しておく
◆押し麦…そのまま炊いてOK

押し麦は、お米を炊くときにそのまま入れて
炊いても大丈夫です。
プチっとした食感で、芯もなく美味しく食べられます。

ですが、もちろん吸水させても大丈夫。

一方、もち麦は厚みがあるので、
押し麦より更に吸水に時間がかかります。

数時間前に水に浸して吸水させ、
できれば事前にさっとゆでるのが、柔らかく食べるコツ。
(ゆでるのはナシでも大丈夫です)

そのまま炊いてしまうと中心の部分が白っぽく残り、
かなり固い炊きあがりです。
これは蒸らしているうちになくなりますが、
雑穀ご飯や麦ご飯になれていない人だと、固さに違和感があるかもしれません。

ちなみに、この記事を書くにあたって、
うちでもそのまま炊く実験をしてみました。
しかし黒米やそばの実入りのご飯に慣れているので、
固いと感じる感覚が麻痺してしまっているようでよくわかりませんでした(^^;)

水加減

それから、水の量ですね。
これも好みなのですが、大体2割増しくらいの水量がおすすめです。

◆もち麦…吸水+2割増し水量
◆押し麦…そのままで2割増し水量

この2割増しというのは、
例えば麦を1カップ(1合)なら、
水は1合の線よりちょっと上(1.2)くらいということ。

ちなみにもち麦の場合、

50gに対して水100㏄

という風に倍量に書かれていたりしますが、
計量間違いをする人が多いみたいです。

  • 麦と水では比重が違う
  • お米の計量カップは1カップ180㏄。

ということにご注意くださいね。

それから
「要するに水を多めに入れればいいんでしょ?」
的な発想で水をたっぷり入れてしまうと、
麦ではなくお米がべちょべちょになりますので、
ここにも注意してくださいね。

あとは、固さの好みや、
精製の度合いによっても水加減が変わります。

何度か試してみて、
お好みの炊き加減を見つけてくださいね。

まとめ

もち麦と押し麦の違いのお話でした。

有名なのはもち麦の方ですが、
押し麦なら1.5~2倍量を食べることで、
栄養的にはほぼ同じ成分になります。

また、もち麦は要吸水で、
どちらも2割増し程の水分量で炊くのがおすすめ。

そんなに大きな違いはないので、
値段の安い押し麦から始めてみるのもいいと思います。

ただ、
ダイエット関連で取り上げられることの多いもち麦ですが、
ストレスによる暴食や、
お腹が空いていないのについ手が伸びてしまう…
というのにはあまり効果がないようです。

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できれば、健康目的や、
食生活を整えるために続けていただきたいですね(*^^*)

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