
卒業式にストッキングじゃなくタイツで マナー的にはどう?
子供の卒業式は「オシャレなママさん」なんて思われなくとも、とりあえず悪目立ちしない無難な格好で行きたいものです。
服はバッチリでも、気になるのが足元。
ストッキングは寒いからタイツ…はマナーとしてありなのでしょうか。そもそも、ストッキングとタイツ、何が違う!?
卒業式 ストッキングじゃなくタイツってアリ!?
子供の卒業式といえば、まだ3月。
温かな日もあれば寒い日もあります。
そんな時、
スカートの下には厚手のタイツを履きたい!
だって寒いし!
とか、
薄いストッキングをわざわざ買わなくても
手持ちのタイツじゃダメかしら?
な~んて、思ったりしますよね。
ですが、結果から言いますと、
式典などのフォーマルな場にタイツで行くのは
マナー的に見るとNGです。
ここはストッキングでなければいけません。
ただ…マナーとしてはNGであっても、
絶対にダメ!かというと
意外とそうではなかったりします。
と、いうのは、
入学式だったり卒業式だったりの服装は、
地域的な暗黙の了解があるものです。
寒い地域であれば
ストッキング代わりにタイツが当たり前、
なんてこともあります。
着るものにしてみても、
卒業式では黒の礼服!と決まっていて
お葬式みたいに皆が真っ黒け…
というような地域もあったりですね。
ですので、
あくまでもマナー的にはタイツは×ですが、
「無難に」「悪目立ちしたくない」
という目的のためには、
先生や他のママさんに聞いてみて
それに合わせるのも一手なのです。
卒業式にタイツ 何がマナー違反?
ところで、
タイツはマナー的にNGとは聞いても、
一体何が問題なのかちょっと気になったりしますよね。
まず、
- タイツ…カジュアル
- ストッキング…フォーマル
このように
タイツというのはカジュアルアイテムなのです。
卒業式のような式典で求められる
「セミフォーマル」「インフォーマル」
のドレスコードでは、
「足元はストッキング着用」となっています。
素足もダメ。
カジュアルなタイツもダメ、というわけです。
タイツ、実は…
そもそもタイツは洋服の一種という定義です。
全身タイツという言葉もある通り、
体にぴったりする服の総称です。
一方、
ストッキングというのは靴下の一種。
ちなみに、
ストッキングは薄ければ薄いほど、
つまり素肌に近いほど上品ということになります。
それにしても、
どうしてストッキングの方が格上なの?
どうして薄い方が上品なの?
という疑問が残りますね。
着用している(肌を覆っている)
ことが重要であって、
防寒寄りになってはマズいということでしょうか…??
ストッキングとタイツ ココが違う!
でも、タイツとストッキングの違いって
実際よくわからないですよね。
実は、大きな違いはなく、
◆30デニール以下…ストッキング
◆30デニール以上…タイツ
という分け方になるそうです。
デニールとは糸の太さのことです。
素材を見ても、
どちらも「ポリウレタン」「ナイロン」
となっていて同じです。
ポリウレタンは伸縮性のある素材、
ナイロンは絹のような艶のある素材で、
タイツもストッキングも、
この2つを合わせて作られています。
生地の編み方にも違いはありません。
つまり「デニール」が
タイツとストッキングとの差になるわけですが、
これもメーカーによって基準が曖昧。
35デニールで「ストッキング」
と謳った商品もあります。
となると、
30デニール付近のものを履いて行けば、
どちらか見分けられる人はまずいないでしょう。
あとは、足が細ければ
布の張りがなくなり、透け感も減り、
タイツっぽく見えたりするかもしれません(^^;)
というわけで、違いは曖昧です。
もし卒業式にしれっとタイツを履いちゃう予定なら、
できるだけ薄出のもので行くとバレにくいでしょう(笑)
まとめ
卒業式にタイツはマナーとしてはNGですが、
地域的な服装の風潮もありますし、
そもそもタイツとストッキングの差も曖昧です!
というお話でした。
あとは、自分の気持ち次第です。
薄めのタイツでごまかしちゃっても気にしない!
というのもありだと思いますし、
マナーを守ってスッキリ出席したい!
というのも一つかと思いますよ。