北海道

北海道 釧路の人は性格が悪い&冷たい?付き合い方のコツは?

2017/07/11

北海道って、一般的にはどんなイメージでしょうか。
大自然?魚介類?ヒグマが怖い?六花亭?寒すぎる?人は素朴で温かい!?
それってちょっと…事実と違う!!
釧路からのレポートです。

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北海道 釧路の人の性格はどんなイメージ?

  • 仕事で北海道に転勤することになったり、
  • ぜ~んぜん関係ないけれど道民の性格が気になったり、
  • 自分は道民だけど外からどう見られているのか?と思ったり…

と、まあ、この記事を読みに来てくださった方というのは色々かと思います。

私は夫の転勤を機に東京から北海道へやってきたクチですが、
それまで「北海道」として北海道をひとまとめにしていたことが、
そもそもゴメンなさいという感じでした(^^;)

北海道はとても広いんです。
北海道だけで日本の面積の実に22%を占めており、
とてもひとくくりにできるものではありません。
土地が広ければ、地形や気候、そこに住む人の性格も様々です。

というわけで、記事タイトルには「釧路」と入れてあるように、
北海道の中でも自分の住んでいる釧路について書いていきたいと思います。

道民の性格はこんなイメージ

とはいえ、私のように道産子ではない人は、
北海道はとてつもなく広い!という認識や、
北海道を地域で分けて考えるなんて意識は持っていないでしょう。

ですから、釧路も札幌も函館も全部ひっくるめて

「北海道はこんなイメージ」
「北海道の人はこんなイメージ」

ってなるかと思います。

で、そのイメージというのが

 ◆大自然
◆新鮮な魚介類
◆牧場・バター・チーズ
◆とてつもなく寒い
◆野生動物
◆豊かな自然の中で微笑む優しくて素朴な人たち

ざっくりとこのような感じではないでしょうか。
えっ、いい加減すぎですか!?

北海道 釧路の人は性格が悪いって本当?

自然が豊かな北海道の人は優しくて素朴だというイメージは、
多くの人が抱いていると思います。

ですが、実際に釧路に引越してきた時には、
釧路の人の冷たさやぶっきらぼうさに唖然としました。

人にもよりますが、「ザ・地元の人」という感じの人は特に
そっけなく、愛想もなく、短気でがさつな印象でした。
こうした気質は、釧路周辺の海沿いの地域では更に顕著だったように感じます。

上辺だけのニコニコ顔と丁寧さが身についている私(東京の人)にとっては、
お店の人の態度などそれはもう衝撃でした。
「あんたら売る気あるんかい!!!」って、何度思ったことか…

まるで怒っているような無愛想さ(男女問わず)に、
「こっちの人は冷たいね」
「よそ者は入り込めないね」
「あまり良く思われていないのかもね」
と、夫と話したものです。

救い

そんな中で救いだったのが、役場の人がとても親切だったことでした。

狭い世界だけで生きてきたような「ザ・地元の人」に比べ、
役場の人というのは、何故だか皆さんとても親切で穏やかで、
親身になってくれる人ばかりでした。

「ザ・北海道」なイメージの人は、役場に多いと思います。
実生活でお世話になることも多い役場の人たちが親切なのですから、
これはかなり心強いですね。

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それからもう一つ、子供に対してとっても優しいです。

無愛想に見える釧路の人も、
子供を連れているととたんに相好を崩します。
それが、作り笑いではなく、本当にニコニコと笑うんです。
おなじみのガソリンスタンドのおばちゃんは、
今でも給油ごとに子供にお菓子をくれます。

冷たくて素っ気ないけれど、
きっと根はいい人たちなのね、と思えた瞬間でした。

北海道 釧路の人は冷たい?付き合い方のコツは

冷たくてぶっきらぼうだと思っていた釧路の人たちですが、
住み続けて2年を超えた頃には、何となく周囲の態度が変わってきました。

私たちも
「釧路の人は無愛想だ」と半ばあきらめていたのですが、
軽口をたたいてくれるようになったり、
声をかけてくれるようになったのです。

とにかく無愛想だった市場のおばちゃんが
「あなた、昼間は何の仕事してるの?ここでアルバイトしないかい?」
と話かけてくれた時には、嬉しくて小躍りしました(笑)
(バイトは丁重にお断りしたけど)。

私達が釧路の生活に馴染むにつれ、
地元の人たちも心を開いてきてくれたんだな、と感じました。

それからはもう
子供が病気の時にさっと仕事を代ってくれたり、
日曜に故障したストーブをすぐに修理に来てくれたり、
皆さん本当に親切でした。

無愛想じゃなくて不器用

ここにきてようやくわかったのですが、
釧路の人は、無愛想なんじゃなくて、
優しさの表現に関して不器用なだけなんです。

表面的には優しそうでも精神的には距離をとるのが東京の人。
釧路の人は無駄な愛想笑いはしないけれど、
本当に困ったときには骨身を惜しまず助けてくれます。

助けてもらった後、
「本当にありがとうございました」とお礼を言うと、

”なんもなんも”
”なんもだよ~”
(どうってことないよ、気にしないでね、くらいの意味)

と方言で返ってくる瞬間は、ほろっとします。
「なんもなんも」私も使ってみたいですが、
気恥ずかしくてまだ使ったことありません(笑)

ただ、同じ地域に親も親戚も友達も同級生もみ~んな住んでいる
というケースが多く、地域的な結びつきがとても強いのです。

ですから、外から来た人がそこに入り込んでいくのは
なかなか大変です。

うまく付き合っていくコツは

釧路の人とうまく付き合っていく・速く馴染むためのコツは

助け合う

ことです。
北海道は冬に厳しい寒さになる土地柄、
困っている時はとにかく助け合うという風潮があります。

”そこは契約外ですので私には関係ありません”

的な発想は一番嫌われます。

自分もいつ何時助けられるかわからないから、
困っている人がいたらできる限り力になる。
という心持でいることが大事です。

すぐには馴染めないかもしれませんが、
そういう態度で地道にやっていけば、
必ず心を開いてくれます。

まとめ

長くなってしまいましたが、
東京から釧路に引越してきた者の視点としてまとめました。

ちょっと馴染みにくい部分はありますが、
でも本当は温かい。
それが釧路の人の性格です。

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こちらに来られる方の参考になれば幸いです。

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