6月 7月 体と心 年間行事

除湿機の風が臭いのは内部のカビが原因!?掃除の方法は?

湿気の出る季節になり、久しぶりに除湿器をつけたら何だかカビ臭い風が出てきた…
なんてこと、ありますよね。
もしや除湿機の内部にもカビが…!?
エアコン内部のカビやお手入れについては色々と情報がありますが、除湿機については知らなかった、という方も多いのではないでしょうか。
お掃除についての情報も載せましたので、ご参考に!

スポンサードリンク

除湿機の臭い カビが原因?

除湿機の空気で喘息に…

除湿機は、湿度の高い時期に大活躍してくれるありがたい家電です。
私の実家(都内)ではゼオライト式とコンプレッサー式の2台使いですが、梅雨の時期は毎日すごい量の水が取れます。

ですが先日、実家へ行くと何やらカビ臭い気が。
臭いの元はを探してみると、どうも稼働中の除湿器からこの匂いが出ているらしい。
そうこうしているうちに咳や息苦しさが発生し、喘息のような症状が出てしまいました…
(私はダニ・カビのセンサーかっていうくらい強いアレルギーがあります)

フィルターを掃除してみた

そこでまず、取扱説明書にかいてあるようなフィルターの掃除をし、水を貯めるタンクもキッチンハイターのつけ置きをしました。
ですが、カビ臭い空気は変わりません。

そりゃ、内部から出てる風が臭いのに、フィルターを掃除しても「なんか違うよね…」っていう感覚はあったんですが。

もしやと思って調べたところ、除湿機の中にもエアコンと同じ熱交換器があり、ここの部分にカビが発生するのは同じらしいんですね。

これを知った時はかなり衝撃でした…(-_-;)
エアコンについては、内部のカビやクリーニングについて色々取りざたされますが、除湿機については全く考えてなかったのです。

除湿機内部にカビが生える!

フィルターを取り外して除湿機内部を覗き込むと、内部に目の細かい魚のエラみたいな部分が見えます。
これが熱交換器で、この内部に冷媒を通して空気を冷やす仕組みです。
除湿機は、空気中の湿気をこの冷媒で冷やして水に戻し、タンクに回収します。
この時に、熱交換器部分に結露が発生します。

また稼働中は熱を出しますので内部は高温多湿、空気と共にホコリなどカビの栄養になるようなものも取り込みますので、カビの繁殖には最適条件です。
熱交換器で発生したカビは、当然除湿機内部にも広がります。

そして、ここで発生したカビ(の胞子)が送風口から吐き出されて部屋の中に漂う→アレルギーの人に症状が出る、ということになるわけです。

ですが取扱説明書にも書いてある通り、掃除ができるのはフィルターやタンク、カバーのみで、内部の熱交換器については書いてありません。(分解するなって書いてあります)
つまり普通の人は掃除ができないわけです。

スポンサードリンク

熱交換器を使って空気を冷やすのは、エアコンも同じです。
しかしエアコンには専門のクリーニング業者が色々あるのに、除湿機については業者はおろか、カビが発生することすらほとんど知られていないですよね…

なんなんでしょうこの差。
熱中症で死ぬ人はいても、湿気で死ぬ人はいないからかな?なんて考えたりしますが(^^;)

除湿機のカビの掃除は…

フィルターやタンクではなく、内部の熱交換器の掃除というのは、取扱説明書には書かれていません。

ただ、私の実家では父がそういうのが得意なので、開けてしまいました(^^;)
すると、熱交換器にはやはりうっすらとカビ?のようなものがついていました。

これをざっと掃除機で吸い込んでから、除菌のためアルコールを吹きかけて拭きました。
見たところそう複雑な作りではなく、掃除した後に元のように閉めてねじで留めたら、ちゃんと普通に稼働しました。
カビ臭さもぐっと減りました。

ただ、この方法で熱交換器の奥の細かな部分まできれいにできたかというと疑問が残ります…

そして、ドライバーなどを使えば簡単に開けることはできますが、やはり電気工事の知識のない素人がやるのは危険ですし(後で不具合がでることがあります)、ここでおすすめすることはできません。

業者によるクリーニングは?

とすると、やはり外にクリーニングに出すということになりますね。
しかし、除湿機の掃除を扱っている業者というのはありません。

エアコンのクリーニングをしてくれる業者に頼めば引き受けてくれることがあるかもしれませんが、除湿機の専門ではないので(あくまでもエアコンの知識で行うので)後に不具合が出ることも考えられます。

メーカーが掃除してくれる?

電話してカスタマーサポートに問い合わせてみたところ、メーカーも「掃除」「クリーニング」という形では受け付けていないようです。
ただ、「カビ臭い風が出ます」と言えば、保証期間内なら点検や修理という形で無料で見てもらえることもあるようです。

まとめ

除湿機を普通に使っていると、カビが発生するのは防げません。
しかし除湿機専門のクリーニング業者はありませんので、内部の掃除は自己責任で分解するかメーカーに点検をお願いする、もしくは新しいものに買い替えるという形しかないようです。

最近では、カビを防いで長く使うために内部クリーンや内部ドライなどの機能がついたものも出ていますね。

スポンサードリンク

ただ、値段的にもエアコンのように10万単位でかかるものではないので、メンテナンスをして長く使い続けるということを想定していないのかなというのが調べてみた感想でした。
ちなみに、生やしてしまったカビは掃除するしかないですが、カビを生やさないためには使い終わった後に1時間程送風(内部クリーンなど)をすると、たまった水分が抜け、カビ防止になりますよ。

スポンサードリンク

-6月, 7月, 体と心, 年間行事
-