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いちご狩りの農薬 子供や妊婦への影響は?ハウス栽培は安全?

いちご狩りで真っ赤になったいちごを自分で摘み取って食べる楽しさは格別です。
しかし、外になっているものを洗わずそのまま口に運んで大丈夫なものでしょうか。
汚れや農薬が心配です。小さい子供は?妊婦さんは?ハウス栽培なら大丈夫?など、気になるいちご狩りの疑問にお答えします。

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いちご狩りの農薬 子供にとって安全?危険?

真っ赤ないちごを自分でもぎ取って、その場でぱくっと食べられるのが楽しい、いちご狩り🍓

普段は何粒かしか食べられないいちごを、ここぞとばかりお腹いっぱい食べる!
という目的ももちろんアリかと思いますが…(^^;)

子供にいちごがなってるところを見せてあげたい!
自分で採るのを体験させてあげたい!
新鮮ないちごをその場で食べさせてあげたい!
という親御さんもいらっしゃるかと思います。

ですが心配なのが農薬。
いちごって、洗わずそのまま食べても大丈夫なものでしょうか。

いちご狩りのいちごって農薬は使ってる?

いちご狩りは洗わずそのまま食べるのを想定しているから農薬は使われていないはず、と思っている方もいらっしゃると思います。

ですが、一度でもいちごを育てたことがあるなら、農薬を使わずきれいな大粒のいちごを沢山実らせるのがどれほど大変か、よく解ると思います。

はい、私もいちごが大好きで「無農薬で育てよう!」と意気込んだことがありますが、見事に挫折しました(^^;)

いちごは病気や虫にとても弱い植物です。
実や葉が白っぽくなるうどんこ病、奇形や変形の実、せっかく赤くなっても収穫前に虫に食われる等々…
あ、寒さには強かったですがね。諦めて北海道の外に一冬ほったらかしでも春に生き返ってました(笑)

つまり、商業用に栽培されているものについては、農薬の使用は不可避だということになります。
残留農薬が検出される農作物のワーストワンにしょっちゅう上がっているのが「いちご」なのです。

もちろん、農薬散布の回数や、収穫前の一定期間は農薬を使わないなどの細かい規定があり、当然これに則ったものです。

安全性については問題のでない基準値が設定されていますが、逆に言うと基準以下の値で果実に残留しており、多少なりとも口に入ることになります。

子供が食べても安全?

農薬の安全性については、

◆毎日×一生涯食べ続けても健康に問題なしとされる農薬の量
◆24時間以内に大量に食べたときに摂取される農薬の量

というのを考慮し、その上で健康に害がないとされる基準で使用されているということになります。

ただ、「農薬を使っているけど微量だから安全」というのは、大人の体格を基準にして算出された数値による考え方です。
ですが大人が基準とはなっていても、安全性の担保のため限りなく低く設定されていますので、子供に適応しても問題ないことにはなっています。

子供をいちご狩りに連れて行っても、農薬の害を懸念する程の量は食べられない(食べ過ぎて気持ち悪くなったりお腹を壊すのが先)とは思いますが、気になるなら過剰に食べ過ぎないよう、ご飯の後などに行くのがいいかもしれません。

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いちご狩りの農薬 妊婦には?

さて、次は妊婦さんがいちご狩りのいちごを食べても大丈夫か?ということについて。

私も経験ありますが、悪阻なんかでやたらフルーツが食べたい時期ってありますよね。
いちご狩りじゃないですが、私も毎日いちごやパインばっかり食べていた時がありましたね…

ですが、だからと言って「大丈夫」というわけではありません。

子供よりもさらに小さな「胎児」がお腹にいる妊婦さんが心配すべきは「殺虫剤」など、生き物の神経を麻痺させるような神経系の毒です。
(ネオニコチノイド系の農薬が有名ですね)

もちろん虫と人間では大きさが違うので、すぐに体が麻痺したり死んだりということにはなりませんが、記憶や学習、認知といった脳の高次機能に障害を及ぼすことは解っています。
(つまり頭の働きが悪くなるってことですね)

逆に考えると、吐いたり具合が悪くなったりという健康被害がすぐに出るわけじゃないから「毒性あり」とは判断されづらい。

「妊娠中にいちご狩りに行っていちごを死ぬ程食べたけど子供元気に生まれました!」
なんていう話を聞いたりしますが、もしかしたら妊婦さんが農薬を摂取したことで、胎児の脳の神経回路形成を阻害した可能性だって考えられなくないのです。
こういうものは人体実験による測定ができませんので、元気に生まれて育ってる=大丈夫だった、と言えるのかどうか、というところですね。
本当はもっと頭がよくて落ち着いた子供だったかもしれないのに…なんてこともあるかもしれません。
うちも人のこと言えませんが(^^;)

ですので、よく洗って食べるならまだしも、農薬使用量が多いとされるいちごを妊婦さんが洗わずむしゃむしゃ食べるというのは、あまりお勧めできる食べ方ではないと思います。

いちご狩り ハウス栽培なら?

最後にハウス栽培のいちごについて。

「ハウス栽培なら農薬もほどんど使ってなさそう!」
なる誤解もあるようですが…

狭い範囲に同じ種類を沢山植えるハウス栽培ではいちごが病気になることも多く、また病気になったら広がるのも早いです。
ですので当然農薬も使われます。

また普通の畑の農薬は雨である程度洗い流されるものですが、ハウスでは雨で洗われることもありません。

つまり「ハウスなら安全」「ハウスなら無農薬」ということでは決してない、ということです。

まとめ

採ってそのまま食べるのが売りのいちご狩りですから「農薬はかかってないのかな」なんて考えますが、使われています。

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ですが、農薬の使用量については厳しい基準値が設定されていますので、農薬のせいですぐに体調が悪くなるということはほとんどないと言えます。
ただ、体の小さい子供には量を気を付けてあげることと、妊婦さんは洗わずそのまま食べるというのは避けた方がいいというのはあると思います。
またハウス栽培でも農薬は使われていますので、気になる方は低農薬などを謳ったいちご狩りを探すのがおすすめです。

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