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子供の日焼け止め 正しく効果のある顔への塗り方・落とし方

オゾン層の破壊が進み、紫外線が強くなってきた近年。やはり子供にも日焼け止めを塗ってあげる必要があります。
ですが、「顔」にはどんなものをどうやって塗ったらいいでしょうか。皮膚が薄くて敏感な場所だけに、効果のある塗り方や落とし方が気になります。

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子供の日焼け止め 顔に塗るのはどんなものがいい?

一昔前は、夏に真っ黒に焼けるのは元気に遊んだ証、みたいに言われていました。
ですが現在では、子供のうちからの日焼け対策が奨励されています。

ただ日焼け止めを塗るにしても、問題は「顔」です。
体と違って洗い落としにくい部位であり、皮膚が薄く敏感な部分でもあります。

子供の顔に塗る日焼け止めはどんなものがいいのでしょうか。

子供の日焼け止めは数値が低めのものを

ドラッグストアなどで売っている子供用日焼け止めは、SPFの数値が35以下のものになります。

…その前に、日焼け止めの強さを表す指標を見てみましょう。

◆PA…肌の真皮まで届き、肌の老化を引き起こす紫外線A波を防ぐ数値。+の多さで表現される。
◆SPF…肌を赤くヒリヒリさせる紫外線B波を防ぐ数値。10~50程度がある。

PAについては、+が多い程色素沈着を防ぐ時間が長くなります。
SPFについては、例えばこの数値が15だとすると、日焼け止めを何もつけない状態で日に晒された時より15倍日焼けを遅らせますよ、ということです。
こちらも数値が高い方が日焼け防止効果が高くなります。

また、日焼けを防止する成分は

◆紫外線吸収剤
◆紫外線拡散剤

というものがあります。
吸収剤入りの方が効果が高いですが、肌への負担も大きく落とすにも専用のクレンジングが必要になります。

このため子供用の日焼け止めは、紫外線吸収剤が無配合でSPFが低めのものとなっているのです。

子供の顔にはどのくらいの数値のものを使えばいい?

顔というと、日光に一番晒されるところ。
今後のシミや皺のことを考えるとしっかりと日焼けを防いでおきたいところです。
ですが、人によっては肌荒れなどをおこしやすい敏感なパーツでもあります。

SPFで見ると、

  • 10~20…日常の散歩や買い物程度
  • 20~30…外出が多い人
  • 30~50…炎天下で長時間がっつりレジャー

のような使い分けが奨励されていますので、小さい子供のちょっとした外遊びや外出なら、SPF20前後のもので十分です。

子供の日焼け止め 顔への効果的な塗り方は

日焼け止めで紫外線が防げるとは言え、必要以上に肌に負担をかけるものを使ってしまったり、効果を薄れさせるような使い方をしては意味がありません。

子供の顔に塗るなら、まずはSPF20前後のものを選ぶこと。
そして、適量を塗ることが大事です。

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PAやSPFの値は、1㎠あたり2㎎塗ることを前提に算出されています。
これって結構厚塗りです。

小さな子供にはついつい薄~く塗ってあげたくなりますが、説明に書かれている通りの量を、塗り込むのではなく乗せるような感じで厚めにつけるのがポイント。

そして、塗り直すことも大事です。

日焼け止めというのは、汗で流れてしまったり、こすったときに落ちてしまったりして意外と取れやすいものなんです。

汗をかいたかなと思ったらつけ直す、これもポイント。

SPFの数値は効果の持続時間を示しているので、SPF15など値が低いものでも塗り直すことによって効果が続きますね。

そして、値の低いものをこまめに塗り直す方が、肌への負担は軽くて済みます。

気になる目の周り、どうする?

ちょっと気になるのが目の周りです。

確かに、目の周りもしっかり塗らないと焼けてしまうのですが…
でも、子供って何気なく顔をごしごしこすってしまうので、目に入ったりするのが心配ですよね。

日焼け止めが目に入るとすごく痒くなって違和感があるんです(経験済み…)
目をこすりすぎて真っ赤に充血、なんてことも。

そんなことを防ぐために、目の周りや瞼周辺は塗らない方が安心です。
(一番焼けやすい頬骨付近は塗った方がいいですが)
その代わり、つばのある帽子をかぶせてあげるのがいいですね。

子供の日焼け止め 顔に塗った後の落とし方

最後に落とし方です。

子供用の日焼け止めは基本的にクレンジング不要で、水や石鹸で落とせるようになっています。

きちんと落としてあげるためには、以下の手順でやってみてください!

  1. 柔らかいスポンジや濡らしたタオル(小さい方がやりやすい)に子供用のボディソープなどを含ませて泡立てます。
  2. それで子供の顔をくるくると優しく拭きながら日焼け止めを落としていきます。
  3. 最後に、よく絞った濡れタオルで顔の泡をふき取っておしまい!

日焼け止めを塗ると肌がカサつくこともあるので、その後の保湿も忘れないであげてくださいね。

まとめ

子供の顔へ塗る日焼け止めは、紫外線吸収剤無配合の、SPF20前後のものを使うようにしてあげてください。
必要な量をしっかり厚くぬること、こまめに塗り直すことも大事です。
もちろん、日焼け止めを塗っていても帽子は必須です。
そして、落とす時はスポンジやタオルにソープを含ませたもので優しく拭きとってあげてください。
最後の保湿も重要です。

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ちょうど今の親の世代くらいだと、子供の頃から日焼け止めを塗っていた…という人はあまりいないかもしれませんが、現代では小さいうちからの日焼け防止ケアは大切です。
ちょっと面倒ですが、子供が大きくなった時にきれいな肌を残してあげられるよう、頑張りましょう(^^)/

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