
北海道と東京の寒さの違い どっちが寒いの?服装の違いは?
2017/08/07
北海道の寒さと東京の寒さは違う、と言いますが…
東京から北海道に引っ越してきた者の目線で、どこが違うのか解りやすくご説明。
北海道と東京の寒さは違うのか
東京都北海道では寒さが違うとよく言いますが、
一体何が違うの!?ということを書いていこうと思います。
かくいう私は東京で生まれ育ち、
30過ぎてから北海道の釧路に引っ越してきました。
自分で言うのもナンですが、私は
◆非常に寒がり
◆酷い冷え性
◆寒いの大嫌い
◆スキーなんてしたこともない
という類の人間です(^^;)
しかし。
北海道に来てみるとそう寒さを感じません。
どうして?なんで?
北海道と東京の寒さはやっぱり「質」が異なるのでしょうか。
とは言いつつ、
温度計のメモリは全国一律です。寒さの質なんて変わりません。
数値で見たら、北海道の方が寒いという事実があるだけです。
ただ、北海道と東京では大きな違いがあるんです。
住居が寒冷地仕様
北海道では寒さが半端ない分、
住環境が寒冷地仕様になっているというわけです。
つまり寒いので、家の造りから暖房設備まで違うんです。
だって‐10℃なんて、一晩外にいたら死ぬ寒さです。
というわけで、建物の壁は厚く、断熱材入り。
窓やドアは全部二重。(お風呂もトイレもキッチンの小窓も)
暖房はというと、
自動排気(ストーブを焚いたときに出る燃焼ガスを自動で排気する)や
煙突で排気する大型ストーブが設置してあるので、
寝ている間もずっと火をつけっぱなし。
だから、東京よりも温度が低い割には寒さをあまり感じないのです。
北海道と東京 どっちが寒いと感じる?
ではここで。
北海道と東京の両方に住んでみて、どちらが寒く感じるかと言うと
東京
です。
東京の方が寒く感じる人は、割といると思います。
北海道の方が寒いはずなのに、どうしてでしょうか?
それは…
◆室内の温かさ
◆外に出ている時間の違い
ということがあるでしょう。
室内の温かさ
北海道では建物の壁が厚く窓も二重で、断熱効果がバッチリなのです。
そしてほとんど換気しないまま自動排気式のストーブをつけっぱなし。
つまり部屋の中ぽっかぽかでとても暖かいです。
一方、東京の室内はエアコンでの暖房がメインですので、
上半身のあたりにぬるい風が吹いているものの、
足元が冷え冷えなことが多いですね。
職場などでは暖房費節約のため低めの設定温度になっていることも多く、
特に寒かったです。
家でエアコンをつけていても、重ね着をしないとやっぱり寒かったです。
というわけで、「寒いな~」と感じている時間が割と長かった、と。
東京では冬に温度がそこまで下がらないため、
家の構造や暖房器具が寒さをあまり意識していないのですね。
外に出ている時間の違い
あとは、外にいる時間の長さです。
北海道では交通網が東京ほど発達していないため、
自家用車での移動が基本です。ほぼドアtoドアです。
外出時は、建物と駐車場の間のわずかな距離しか外に出ません。
例え‐20℃でも、
外に出ている時間は一瞬であとは温かい室内に入ってしまうので、
寒さを感じる時間がないのですね。
それに対して東京は、
公共交通機関が利用できて便利ではありますが、
駅⇔目的地など外を歩くことが多いです。
土地が少ないので駐車場スペースもなく、
徒歩や自転車、公共交通機関の利用が奨励されていますね。
そうするとやっぱり外気にさらされている時間が長いので、
寒く感じます。
ちなみに。
北海道人で、何かと外に出るのが好きなアウトドア派の知人は、
「いやいや、東京の方が温かい」と言っていました。
そりゃ、外に出ているなら北海道の方が寒いのは当然です。
北海道と東京 冬の服装は
冬の服装の話です。
◆北海道…室内が温かい、外に出ている時間が長い
◆東京…室内があまり温かくない、外に出ている時間が長い
なので、東京の方が寒さ対策は重要になってくると思います。
ですから、冬の服装はと言うと
- 北海道→とりあえず外側はモコモコ。室内は温かいのでコートの下は軽い服装。外に出るのは一瞬なのでコートすら着ない人も見かけます。コートの下半袖の人も見ます。
- 東京→低めの室内温度に対応できるよう、コートを脱いでもそれなりに温かい服装。軽くて薄くて暖かいヒートテックなんかが大活躍。
というふうになるでしょう。
余談ですが…
北海道では自家用車での移動がほとんどです。
自家用車の中というと自分の家と一緒なので、
早い話パジャマの上にダウンコートをひっかけてても問題ない訳です。
でも東京メトロの中でそれはできませんので、
東京にいる時の方が身だしなみには気を付けます。
東京にお洒落な人が多い気がするのは、そんな理由もあるのかな…
なんて思ったり(笑)
結論
「寒いな~」「冷えるな~」と感じる瞬間が多いのは、
意外かもしれませんが東京の方であると思います。
ですが、
観光やスキーで冬に北海道に来られる方は、
屋外でのアクティビティや観光を予定されているなら、
やはり寒さ対策はバッチリしないと冷えます!!
◆ヒートテック重ね着
◆ズボンの下にはタイツ
◆厚手の靴下
◆手袋
◆ホッカイロ
などが必須です。
金属のイヤリングやピアスはダメです(耳が凍傷に)
でも、外ですっかり冷えても室内は温かいから安心してくださいね。
ちなみに。寒さについては釧路基準です。
釧路を含む道東は、札幌よりも寒さが厳しく雪が少ないです。
札幌はもう少し温かいですが雪が多いので、雪対策が必要かもしれませんね。