引越しの挨拶 東京で独り暮らしでも必要？挨拶より大事なのは…
引越しの季節。
人の出入りの激しい東京都内で一人暮らしをする場合でも、やっぱり引越しの挨拶は必要なものなのでしょうか？
メリットやデメリットも見ていきたいと思います。
引越しの挨拶 出入りの多い東京では？
引越ししてきた時に、近隣の人への挨拶をするのかどうか。
ちょっと気になりますよね。
引越しの挨拶（入居時）というのは
- 「新しく引っ越してきました」
- 「こういう人間が住んでいますよ」
- 「迷惑をかけるかもしれませんがよろしくお願いします」
などの意味合いがあります。
もちろん、近隣にどんな人が住んでいるか偵察の意味もありますね。
しかし、引越しと一口に言っても、地方と東京ではだいぶ事情が異なります。
地方に引越していくと、近所付き合いが濃厚で、近隣の人は皆顔見知りだったり親戚関係だったり…というところもあります。
そういうところに引っ越していく場合は挨拶はやはり必須。
きちんと挨拶をして地域に溶け込む姿勢を見せないと、生活しづらくなってしまいます。
しかし、人の出入りが多い都市部、特に東京に引っ越してきた時、挨拶は要るものなのでしょうか。
都市部では近所付き合いが希薄で色々な人がいて犯罪も多いというイメージですよね。
近隣の人とは言え赤の他人ですから、挨拶によって個人情報を与えない方がベターという感覚ですが…
調査によると、特に東京では引越しの挨拶をしないという結果のようです。（大阪、愛知などの大都市がある都道府県も同じ傾向です）
もちろん、狭い東京に人口が密集しているのは、地方からの流入ですので、「挨拶をする」という意識は皆さん持っていると思われます。
しかし「東京だから敢えて挨拶をしない」「どこにどんな人が住んでいるか解らないから、下手に挨拶しない方がいい」という感覚もあるのではないでしょうか。
つまり東京へ引っ越す場合は、「東京だから挨拶をしない」という選択肢をとっても特に問題はなさそうです。もちろん、「きちんと挨拶をしておきたい」などの思いがあれば別ですが…
引越しの挨拶 一人暮らしでは？
実は挨拶をする・しないは世帯事情により大きく異なります。
家族世帯では挨拶をするという人が約半分です。
これはやはり、子供がいたりすると近隣に迷惑をかけることがあるからですね。
また、家族で引っ越してくるということは、子供の学校のことなどもありますから、長くその場所に住むことになる可能性が高いということです。
そうなると、近所と全く無関係というわけにはいきません。
一方、単身の引っ越しでは挨拶をしないという人が半数以上。
単身世帯では一時的な引越しであることが多いため、同じ場所に長く住み続けることはほどんどありません。
加えて、日中は仕事や学校で家を空けていることも多く、家は寝場所や荷物置き場という感覚です。
また、女性は防犯の観点から挨拶を控えることが多いようです。
つまり、単身者の引越しであれば特に挨拶は必要ないということですね。
挨拶をすること自体は問題ないですが、それでお世話になったり関係ができたりすることもないままサヨナラする、というような感じです。
【結論】引越しの挨拶は必要ない。でも挨拶より大事なのは…
引越し（入居時）の挨拶について、東京で一人暮らしをする場合は、挨拶はしないというのが一般的な傾向のようです。
ですから、挨拶をするかどうかで悩んだら、しなくても問題はありません。
ただし、夜間の帰宅が多かったり、音楽や楽器で音を出したり、友達を読んで騒ぐことが多いなど自分で気になる場合は上下左右の人に挨拶をしておいてもいいかもしれません。
しかし、都市部では色んな職種があり色んな状況の人がいるので、そういうことも含んでお互いに無関係…というのもありといえばありです。（あまり迷惑な場合は苦情が入ることもありますが）
また、女性の一人暮らしの場合、挨拶することで個人情報を与えてしまうので、慎重になった方がいいですね。
大家さんや管理する不動産屋などに聞いてみて、長く住んでいる人はいるか、出入りが激しいかなどの情報を参考にして挨拶の有無を決めるといいかもしれません。
また、同じアパートに女性がいるかどうかなども聞いてみて、手始めにそこに挨拶に行って色々聞いてみると安心です。
ちなみに、私は東京に実家があり、職場近くへ一度引越し、その後結婚で引越しという形で都内で2度引越しを経験しましたが、挨拶はしませんでした。
一度だけ引越しの挨拶を受けたことがありますが、それ以外では「あ、誰か来たな」「いなくなったな」というのは生活音で判っても、挨拶はありませんでした。
そして、その間近隣の方にお世話になったこともありません。
挨拶をされたからと言って何かを意識したこともありません。
ですので、数年で出ていくことが判っている場合特に挨拶は必要ないでしょう。
入居時の挨拶よりか、普段の生活で迷惑をかけないこと、顔を合わせた時にきちんと挨拶することが大切です。
東京での一人暮らしでは「いい人」「ちゃんとした人」と思われることで変につけ入られることもありますから、「とりあえず害のない人」と思われる程度の薄い関係にしておく方が何かと便利です。