
補聴器を買うと補助金が出るって本当?金額はいくらもらえる?
2018/01/03
補聴器を購入すると補助金や助成金がもらえる、という話をちらっと聞いたことが。
具体的にいくら、どうやってもらえるの?
今回はそんなお話を、解りやすくまとめてみました。
親や祖父母に補聴器が必要に…補助金が出る!?
「補聴器」
と打ち込んでネットで調べてみると、数千円から数十万円まで、値段も種類も実にピンキリです。
数千円は安っぽい感じがするけれど、さすがに数十万は手が届かないから、間をとって数万円が妥当?
とりあえずそんなことを考えたりもしますが、そうは言ってもどれを買えばいいのか皆目見当がつきません。
これだけ種類があると、人によって合う合わないも当然ありそうです。
数万円のものを買ってみて、合わなかったら…?
痛い出費ですよね。
ですが、
補聴器を買う時には住んでいる市区町村から補助金、助成金が出る
近所の人や知り合いづてに、そんな話をちらっと聞いたりします。
補助金が出るのなら前向きに考えたいけれど、でも
- 具体的にいくら?
- どうやってもらうの?
色々と疑問が湧いてきます。
実は私の父も70歳。
少しずつ耳が遠くなって、そろそろ補聴器が必要そうな感じです。
親と補聴器の話をすると、「補助金が出るのよね」「出るなら買ってもいいわね」とう話がやっぱり出ます。
でも、そこから先へは進まないまま…
補聴器を買う時の補助金とは、一体どんなものなのでしょうか。
補聴器の補助金は具体的にいくらなの?
補聴器を買う時に補助金が出る、とは聞くものの、具体的にいくら出るの?
金額はやっぱり気になりますよね。
ですが、この「補助金」、”買った金額の何割かを補助してもらえる”というイメージとはだいぶ異なります。
「補聴器を買う時の補助金はいくら」と額が決まっているわけでもありません。
ですから、
「補聴器、買った方がいいかな~」
とぼんやり考えている段階では、補助金の額はわからないのです。
補聴器を補助金で購入しようと考えている方は、まず以下のことを覚えておきましょう。
- 誰に対しても補助金が出るわけではない
- 決まった額がもらえるわけではない(ケースバイケース)
- すぐに補助金をもらえるわけではない
では、次章で1つずつ説明していきます。
お金がもらえるわけじゃない
誰に対しても補助金が出るわけではない
補聴器を買った人にだれでも補助があるわけではありません。
正確に書くと
聴覚障害者が補聴器を買う時に補助が受けられる
ということなのです。
ですから、補助を受ける大前提としては、聴覚障害で耳が聞こえないという証明、
聴覚障害者の認定
が必要です。
つまり、加齢による難聴などに対しては補助金は出ません。
決まった額がもらえるわけではない(ケースバイケース)
聴覚障害者と認定され、その後補聴器を購入するためには色々な手順が必要です。
最終的には、医師による診断で「この人はこのような病状なので、これに合ったこのような補聴器が必要」という意見書を書いてもらい、補聴器販売店へその意見書を持って行って、見合った補聴器の見積書を出してもらいます。
その見積書を持って役所へ行き、補助金の申請をします。
全額補助されることもあるし、一割負担となる場合もあります。
聴覚障害者であり、日常生活をするためにはより高精度な補聴器が必要という診断がおりれば、補助の限度内で高価な補聴器を購入することもできます。ですから、人によって額は異なります。
すぐに補助金をもらえるわけではない
「補助金をもらって補聴器を買おうかな…」と思ってから補助金がおりるのは、短くても数か月先です。
まずは役所へ書類をもらいにいくことから始まり、沢山のステップを踏む必要があります。
詳しい手順についてはこちらでご確認ください↓↓↓
まとめ
いかがでしたでしょうか?
補聴器を購入して、その領収書を添えて補助の申請をすれば何割かが戻る…というイメージとは大きく違ったのではないでしょうか。
もし補助金を利用しての補聴器の購入を考え始めたなら、まずは役所へ行って「身体障害者診断書」の書式をもらい、身体障害者診断書を書いてくれる障害者認定医のところへかかることから始めましょう。
ちなみに、認定医については、役所で教えてくれますよ。